アンドロイド:ネットランナー解説(第2版も対応):ホスト(搭載)/hostとは

「ホストとなることができる」とか「他のカードの上にのみインストールする」ってどういうこと!?ここでは特に、このゲーム固有のルールである、ホストのカードの上に別のカードが搭載される例にしぼって説明します(カードにトークンを搭載された場合の扱いについても補足しています)。ひとくちにホストと言ってもカードごとにさまざまな挙動があり、一度に覚えるのは困難でしょう。必要な時に必要な箇所だけ参照してください!

下が「ホスト」で、上が「搭載されている」

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下記の解説を読んでいくうち、位置関係がわからなくなった場合はこの図をふたたび参照してください。また、このエントリにおいてのみ、ホストのカードをカードA、搭載されているカードをカードBと呼称する場合があります。

カードAが別のカードBのホストになる、あるいはカードAに別のカードBが搭載される、そういった関係が発生する4つの例

既にインストール済みのカードAの上に、別のカードBを乗せる、すなわち搭載することがあります。Aは「Bのホストであるカード」となり、Bは「Aに搭載されているカード」になります。このようにAとBの間に搭載関係が生まれることを搭載と呼び、それは以下の例いずれかによってもたらされます。

例1。カードAに「このカードは、別のカードのホストとなることができる」と記述されている場合。

《ジン/Djin》《Dinosaurs》など。

インストールアクションによってカードBをその上に表向きにインストールできます。そのさい通常どおりカードBのインストールコストを支払います。カードBに「別のカードの上にのみインストールする」と書かれている必要はありません。

カードBがプログラムであれば、指示がない限りランナーのメモリユニットを消費します。

例2。カードBに「このカードは、別のカードの上にのみインストールする」と記述されている場合。

《個人的接触/The Personal Touch》《パラサイト/Parasite》など。

カードBのテキストが指示する条件にあてはまっているカードAが、既に場に出ている場合のみインストールできます。そのカードAの上にのみ、インストールアクションによってインストールコストを払って表向きに搭載してインストールします。

カードAに「このカードAはホストとなることができる」と書かれている必要はありません。

カードBがプログラムであれば、ランナーのメモリユニットを消費します。

指示されているカードの上以外の場所にはインストールできません。なんらかの効果がその場所以外へのインストールを強制したとき、Bはただちにトラッシュされます(妨害できません)。

例3。カードAがその固有の効果や能力によって別のカードを搭載する場合。

《通りの行商人/Street Peddler》など。

搭載のためのインストールコストは指示がなければ不要で、その上のカードは指示がなければ表向きです。

他の例と異なり、搭載されているカードBはプレイもインストールもされておらず非アクティブであるため、例2のような「特定の別のカードの上にのみインストールする」の記述の影響を受けず搭載が可能です。

搭載されているカードBがプログラムであったとしてもそれはインストールされていないため、メモリユニットは消費されません。

この例のように、カードAが固有の効果や能力によって別のカードを搭載する場合は、その効果や能力によってのみAはホストとなることができます。よって、例2のように「別のカードの上にのみインストールする」と書かれていないカードBを、このカードAの上にコストを払ってインストールすることはできません。

例4。「この任務/イベントを、条件カウンターとして別のカードの上にインストールする」と書かれている場合。

《MCAの密告者/MCA Informant》など。

この場合はプレイコストを払うことでインストールできます。

カードAの上に「ホストとなることができる」と書かれている必要はありません。

基本的には例2と同じですが、ルール上、いちど条件カウンターとなったオブジェクトはもはやカードではなく、トークンにコンバージョン/conversionしたものと見なされます。

トークンである条件カウンターは、カードを対象としたいかなる効果の影響も受けないことに注意してください。

いちどコンバージョンした条件カウンターは、ホストがトラッシュされるなどしてプレイエリアから離れるまでその状態を維持し、プレイエリアから離れて以降はふたたびカードと見なされ所有者の捨て札置き場に戻ります。

すべての例に共通する、ホストと搭載についての原則

ホストと搭載されているカードの関係を、なんらかの効果によらず後から修正することはできません。

例:ランナーは既にインストール済みの《ミミック/Mimic》を、後からインストールされた《Dinosaurs》の上に搭載しようと考えた。そのためにまずf:id:fobby:20171229231445j:plainを消費してインストールアクションを起こし、グリップから《Morning Star》を何にも搭載することなくインストールすると、同じアクションで《ミミック/Mimic》をトラッシュした。ランナーはそののち《回収ラン/Retrieval Run》によるランを成功させ、ヒープの《ミミック/Mimic》を《Dinosaurs》の上に搭載してインストールする。

例:ランナーもコーポも、既にアイスに搭載されている《パラサイト/Parasite》を別のアイスの上に移動させることができない。

  • トークンについても同じです。場に出ているカードの上に搭載されているトークンは、効果によらずに別のカードの上や誰かのクレジットプール、あるいはトークンバンクへ移動させることができません。
    • 例:ランナーは《アーミテージ式コード破壊/Armitage Codebusting》の上に搭載されているクレジットを、それが持つ「f:id:fobby:20171229231445j:plain: アーミテージ式コード破壊から2f:id:fobby:20171229231623j:plainを得る。」の能力を介することなく自分のクレジットプールへ移動させることができない。
    • 例:コーポは《ジューンバグ計画/Project Junebug》に搭載されているアドバンストークンを《Trick of Light》を使うことで他のアドバンス可能なカードの上に移動させる。

指示を守る限り、ホストが搭載できるカードの枚数に制限はありません。

例:ランナーはメモリコスト0のプログラムを《ジン/Djin》の上に何枚でもインストールできる。

例:ランナーは《個人的接触/The Personal Touch》3枚を《ミミック/Mimic》に搭載したので、その《ミミック/Mimic》の強度は6となった。

例:ランナーはf:id:fobby:20171229231445j:plainを1つ消費してインストールアクションを起こし、すでに《Dinosaurs》の上に搭載されていた《ミミック/Mimic》をトラッシュ、同じインストールアクションでグリップの《ゴルディアン・ブレード/Gordian Blade》を《Dinosaurs》の上に搭載するかたちでインストールした。《Dinosaurs》はアイスブレイカーを1つしか搭載できず、ランナーは既にインストールされているプログラムを他のプログラムのインストールアクション開始時に自由にトラッシュできる。

ホストがトラッシュされた場合、搭載されているカードもトラッシュされます。これは妨害できません。

例:搭載中の《パラサイト/Parasite》によって強度が0以下となった《エニグマ/Enigma》がトラッシュされた。この時《パラサイト/Parasite》もトラッシュされるが、それは《犠牲用装置/Sacrificial Construct》で妨害することができない。

  • トークンを搭載しているカードがトラッシュされた場合、その上のトークンも取り除かれ、バンクに戻ります(そのトークンが条件カウンターであった場合は、それは所有者の捨て札置き場に移動し、以降はカードとして扱います)。

相手のカードの上に搭載されていたカードがトラッシュされた場合、その搭載されていたカードは所有者の捨て札置き場へ移動します。

例:搭載中の《パラサイト/Parasite》によって強度が0以下となった《エニグマ/Enigma》がトラッシュされた。《エニグマ/Enigma》はコーポのアーカイブへ移動し、《パラサイト/Parasite》はランナーのヒープへ移動する。

ホストのカードが裏返った場合は、搭載されているカードはトラッシュされません。

インストールされているランナーのカードは、効果によって裏向きになることがあります。その効果が解決された場合も、ホストのカードAと搭載されているカードBとが得ていた関係は維持され、搭載されたままとなります。また、ホストであるコーポのカードAがデレゾされた場合も、やはりそれに搭載されていたカードBとの関係は維持され、搭載されたままとなります。

  • トークンを搭載しているホストが裏返った場合も、そのホストに搭載されているトークンが取り除かれることはありません。

カードAの上にカードBをインストールしたあと、そのBの上に新たなカードCを搭載することができます。そうした場合、カードAとカードCとの間に搭載関係は生まれません。

そのためAはCのホストではなく、また、CはAに搭載されていると見なされません。これにより、Aがホストとなれるカードを制限していたとしても、カードCはその制限に関係なくBの上に搭載できます。ただし、この状態のAがトラッシュされた場合、Bがトラッシュされるため、Cもトラッシュされます(この場合のBとCのトラッシュは妨害できません)。

例:ランナーは《Dinosaurs》に搭載されている《ミミック/Mimic》の上に《個人的接触/The Personal Touch》をインストールした。これにより《ミミック/Mimic》の強度は合計+3される。《Dinosaurs》はアイスブレイカー1つのホストとなることのみ可能なカードであるため、《個人的接触/The Personal Touch》を《Dinosaurs》に搭載することは不可能だが、この場合は《個人的接触/The Personal Touch》を《Dinosaurs》が搭載しているとは見なさない。

  • トークンについても同様です。カードAに搭載されているカードBがウィルスカウンターやパワーカウンターを搭載した場合、それらトークンはカードAに搭載されているとは見なされず、プレイヤーはカードAの能力のためにカードBの上のトークンを使用することができません。

例1が指定する条件があとから逸脱された場合、Bはトラッシュされます。例2の指定する条件は、あとから逸脱されたとしても、Bは影響を受けません。

例:ランナーは《Dinosaurs》に搭載されている《ミミック/Mimic》の上に《調整マトリクス/Adjusted Matrix》を搭載した。これにより《ミミック/Mimic》はサブタイプとしてAIを得る。《Dinosaurs》はAIでないアイスブレイカーのホストにしかなれないため、《ミミック/Mimic》およびその上の《調整マトリクス/Adjusted Matrix》はただちにトラッシュされる(妨害不可)。

例:《パラサイト/Parasite》を搭載している《エニグマ/Enigma》が、《Emergency Shutdown》によってデレゾされた。《パラサイト/Parasite》には「レゾされているアイスの上にのみインストールする。」との指示があるものの、《パラサイト/Parasite》はもはやレゾされていない《エニグマ/Enigma》に搭載されたまま、そしてターン開始時の能力を発動させ続けることとなる。非アクティブのアイスは強度を持たないことから、《エニグマ/Enigma》はレゾされない限りこの先もトラッシュされず、《パラサイト/Parasite》の上のウィルスカウンターはランナーのターン開始時を迎えるたびに増え続ける。