アンドロイド:ネットランナーの禁止制限改定 MWL 3.2 (2019年5月10日より有効)
MWLとは
注意:この記事の禁止制限ルール MWL は最新のものではありません。上記タグ「禁止制限改定」をクリックし、最新のものを参照してください。
MWLとは、アンドロイド:ネットランナーにおける禁止と制限のルールです。更新されるのはスタンダード・フォーマットとエターナル・フォーマットのそれぞれのMWLであり、そのフォーマットにおいて禁止(もっぱら「除外/removed」と表記されます)のカードは、そのフォーマットのデッキに1枚たりとも入れることができません。そのフォーマットで制限のカードは、自分のコーポとランナーのそのフォーマットのデッキにそれぞれ1種類ずつ、上限枚数まで望む数を入れることができます(IDであれば1枚、そうでなければ3枚までとなります)。
スタンダードやエターナルといったフォーマットについては、こちらも参照してください。
removeanddiscard.hatenablog.com
ソース
3.1から変更された箇所は太字。
スタンダード:コーポ - 禁止
スタンダード:コーポ - 制限
スタンダード:ランナー - 禁止
スタンダード:ランナー - 制限
スタンダード制限解除
《商業銀行家グループ/Commercial Bankers Group》、《Violet Level Clearance》
スタンダード制限/禁止覚書簡易訳
《Labor Rights》と《ラーンブ》
ダウンフォールのリリース後では唯一大会で飛びぬけた成果を出している「Stabby Maxx」というアーキタイプにおいて、両カードはパワーカーブから逸脱しています。私たちは《ラーンブ》だけの制限を望んでいましたが、テストの結果それだけでは不十分で、デッキパワーの心臓部は《Labor Rights》による特定のツールの循環にあることが判明したのです。
《従業員のストライキ》
《ダイレクト・アクセス/Direct Access》のリリースにより、かねてより問題視していたこのカードに着手できました。このような汎用性の高い空白化カードがない環境は、バランスのとれたコーポIDのデザインにもつながります。
《GPI Net Tap》
ダウンフォールのクリミナルのドローカード/ドローの質を高めるカードとの相乗作用により、《アウマクア/Aumakua》、《ルビコン・スイッチ/Rubicon Switch》、そして《ザンバ/Zamba》などとこのカード組み合わせたつまらないクレジット否定デッキが台頭するまえに、このコンボのパーツとしてしか使い道のない《GPI Net Tap》を禁止します。
《ムティ・ムウェクンドゥ》
《ダイレクト・アクセス》があるとはいえ、《従業員のストライキ》がカードプールから消えた世界において《ムティ・ムウェクンドウ》はまだパワーカーブを越えていました。また、このカードを禁止することで、《Border Control》に制限をかけずに済みます。
《商業銀行家グループ》
政治/politicalのカードは息苦しいと嫌われていますが、資財ベースのコーポのデッキがここ数ヶ月、勝てていません。メタゲームに多様性を持たせることでランナーにグレイシャー特化でないデッキを組ませ、それにより相対的にグレイシャーを強化します。
《Violet Level Clearance》
《セレブラル・イメージング》がなければこのカードはそれほど強力なコンボを生み出しません。唯一の例外は《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》ですが、これも《セレブラル・イメージング》ほど注目すべきものでなく、《Violet Level Clearance》がMWL下にある必要を感じさせません。どのデッキでも使われている《ラシーダ・ジャヒーム/Rashida Jaheem》と比べても貧弱です。
《Mumbad City Hall》
MWLのアップデートに際し、私たちはまず《Mumba Temple》の制限解除に向けたテストをしていました。その中で、《Mumbad City Hall》は《Mumba Temple》と組み合わせた時にあまりに強力であることがわかったことから、まず《Mumbad City Hall》を禁止することにしました。ですが《Mumba Temple》もまたつまらないデッキで悪用されていることから、最終的には《Mumba Temple》の制限解除をとりやめました。ただし《Mumbad City Hall》は面白くなく、将来的にも悪さをしうるため、禁止のままです。
反映されなかったテストについて
過酷で息苦しい《Scarcity of Resources》の制限も検討しましたが、そうするとコーポ、わけてもグレイシャーが大きく弱体化し、そしてランナー、わけてもクリミナルや《Hayley Kaplan》がゲームを支配します。テストの結果、《Scarcity of Resources》だけを制限すれば解決する問題ではなく、ランナーの現状/currentやリソースによるクレジット基盤などさまざまな制限が必要となると判明しています。
《Film Critic》の禁止もテストしましたが、よりバランスがとれフェアでもある《内部告発者/Whistleblower》には《Lakshmi Smartfabics》のような弱点がいくつもあります。現在のメタに《Film Critic》はほとんどいないので、監視を続けつつも、今のところは制限カードとして残します。