Remove and Discard

Android: Netrunner fan site

NISEI(アンドロイド:ネットランナーの非営利団体)の日本語版カードを買うときの注意

 NISEI(ニセイ)が下記のごとく日本語版カードの販売を示唆していますが、ご購入の際はお気をつけください。
f:id:fobby:20190319173422p:plain
 なぜなら製造過程のゴタゴタにより、翻訳やレイアウトについて私(Fobby)がその品質を保証できないものとなっているためです。ご購入のさいにはおそらくPDFで見本を確認できるでしょうから、どうしても購入する場合は必ず、そちらのほうを確認してからにしてください。

 ダウンフォールの訳は私が担当しており、ルールテキストとしての内容に大きな自信を持っていますが、文書レイアウトに関しては日本語をまったく知らないリードトランスレーターが担当するため、適切なフォント、適切な行間、適切な段落間、適切な改行位置などの配慮が期待できません。

 さらに、続く拡張の訳は、専門が日→英であるトランスレーターが行います。通常、翻訳というのは第二言語第一言語に直すものであると聞いていますが、なるほど彼は私との日本語による意思疎通を望みませんでしたし、ごくまれに使用する彼の日本語を見ても、日常会話に問題はなくとも、ルールに沿ったカードテキストの翻訳は、ちょっと期待できそうにないなと思わされるものでした。実際、本人は辞退を望んでいるようですが、これからどうなるかはわかりません。

 どうであれ、日本からは誰も手伝う人が出てこなかった以上、そのような人材が今後の拡張を訳していくことになり、一貫した品質の翻訳を提供できません。そうしたことに納得された上で、1拡張6千円くらい支払ってご購入ください。

NISEI Scoops Weak! ネットランナー・ファンメイド拡張のカードをこのブログからも先行公開!

Summary in bad English

tl;dr Scroll this page to find the two of fantastic cards!

My name's Fobby, I'm a Japanese Android: Netrunner player. Since I'm Mel, have been translating the UFAQ and answering the questions about the rulings from Japanese players usually and I often help NISEI translation team recently.

However, for the today article, I'll spoil the two of cards been NISEI presented me secretly. You are going to be interested especially if you playing the game as Johnny. Honestly, though I'm may not Johnny (I love good stuff decks), I look forward I'll use the combo includes these two Corp cards. Yes, the two cards are going to be a part of a combo! It is a e.g. If the Runner's stealing has negated by Divested Trust them last turn - Yes, you'll get to say "NOPE. Negate" - I'll install Vulnerability Audit, advance it, then play Hard-hitting News in my turn. It is an awful punisher. I'm so excited while imagine how the Runner takes a face expression when they suffer this. There are critics? I'm gonna skewer them by bus.
f:id:fobby:20190228142031p:plain
Uki-Uki-Waku-Waku-Feeling.

Acknowledgments:

  • NISEI
  • CryOFrustration

NISEIスポイラー週間は日本にも波及

 このブログでもやるんです。わたしはコミュニティにおけるコンテンツ・クリエイターらしいので……。

 これより、コーポのカード2枚をプレビューさせていただきます。この2枚はコンボにもなります。なお、他のスポイラーまとめについてはこちらを参照してください。
removeanddiscard.hatenablog.com

Vulnerability Audit 中立・計画書

f:id:fobby:20190226043924p:plain:w360

脆弱性の監査
計画書:研究

このターンにこの計画書をインストールしていた場合、これを得点できない。


「決裂」が特段重大な危機ということはない。経営陣はとりあえず責任をなすりつける。食料をミッドウェイに届けることも、ヘリウム3をアースサイドの病院の動力にあてることも、エグゼクティブ・エゴや地位の確保に比べればささいなことだ。

アドバンス要求: 4・計画ポイント: 3・中立影響: 1

 「昔の5/3(アドバンス要求5/計画ポイント3の計画書のこと)は、一部を除いて弱すぎる」という見解は、アンドロイド:ネットランナーのプレイヤーのあいだで容易に一致をみることができるでしょう。5/3の計画書は構築段階においてデッキスロットの余裕を生み、HQの計画書事故を防いでもくれますが、それ以外の状況における5/3はコーポにとっての厄介者となりがちです。

 5/3の欠点のひとつに、事前の投資としてIAA、すなわち「インストールとアドバンス2回」が必要であることがあげられます。ランナーはそれを見てからコーポの計算を狂わせるカードをグリップから取りだし、コーポが3クリックと2クレジット投資した計画書を盗んでいくことができます。

 ランナーに3点を与え、5クリックぶん損をする。コーポにとっては痛すぎます。FFGはこの問題を解決すべく、後期環境において強力な5/3計画書をたくさん印刷します。これら計画書は《ジャクソン・ハワード/Jackson Howard》のいなくなったコーポを支える強力なソリューションとなったと言えます。今回の計画書《Vulnerability Audit (脆弱性の監査)》は3点を得点するのには4回のアドバンス要求で充分という提案であり、これなら投資してから盗まれても3クリックの損とわずかながら被害を押さえられます。

 今回の《Vulnerability Audit (脆弱性の監査)》が強いかどうかはまだ正直わかりません。インストールしたターンには得点できないというデメリット能力を持つなら、影響コスト1というのはちょっと慎重すぎるようにも見えます。しかし、5/3計画書をFFGが環境に定着させたいま、NISEIがやるべきは、5/3と同じく得点に2ターンを要するアドバンス要求4の計画書の再定義であることに疑いはありません。このカードからはその意図が期待できます。

Divested Trust ウェイランド・計画書

f:id:fobby:20190226044032p:plain:w360

投資撤退
計画書:研究

ランナーが他の計画書を1つ盗むたび、君はこの計画書を放棄することで、「5f:id:fobby:20180521144018p:plain得て、そして盗まれた計画書をHQに加える」をしてよい。


文書の通り、彼らは8か月ものあいだ完全に独立した財務実体として動いていました。警戒の緩みに言葉もないのは我々も同じです。市役所の調査を全面的に支持します。

アドバンス要求: 3・計画ポイント: 1・ウェイランド

 アドバンスを投資にたとえましたが、今度は投資から撤退するカード。《ニセイ Mk.II/Nisei MK II》の亜種とも言えますが、《Hired Help》にも似ています。あれはランナーに所有権があった計画書をランの前にコーポの中央サーバーに戻さねばならなかったカードでしたが、こちらはランが「終わったあと」にランナーに所有権がある計画書を中央サーバーに戻す、といったおもむき。しかし、なぜ5クレジット戻るんでしょうか。《経済戦争/Economic Warfare》より大きなクレジット差がついてしまうんですが……。

 3/1の計画書を入れることは構築においてデッキスロットの圧迫につながりますし、プレイエリアに持ち込んでも、得点エリアに加える前に盗まれる可能性があります。ただウェイランドの計画書である以上いったん得点してしまえば、他のカードを使うための追加コストとして放棄する役割を持たせることもでき、これそのものの能力との二段構えとなりえます。《Lady Liberty》を使うのもいいかもしれません。

 コンボは容易に思いつきます。IAA済みの《都市労働計画/City Works Project》でランナーに4ミートダメージを与えてから《Divested Trust (投資撤退)》でその《都市労働計画》をHQに戻してしまいしょう。これでランナーが計画書を盗んだことになりますから、次のターンに《懲罰的反撃/Punitive Counterstrike》の3ミートダメージによる追撃が可能です。5クレジット戻ってくるのはトレースにおいて有利に働くでしょう。公開されたばかりの《Game Over》をプレイするチャンスともなります。

 ぜひお試しいただきたいのは、さきほどご紹介した4/3の計画書《Vulnerability Audit(脆弱性の監査)》とのコンボです。前のターンで計画書を取り返したら、《Vulnerability Audit(脆弱性の監査)》を1クリック目でインストールし、それを2クリック目で1回だけアドバンスして次ターンで得点できるようにしておいてから、3クリック目で《強烈なニュース/Hard-Hitting News》をプレイするのです。これを受けたランナーは、タグを4つとも取り除くのか3点の計画書を盗むのか、どちらか一方だけを選択させられます。どっちもできないかもしれませんが。

 ところで、読めもしない英語記事やSNSへの記述をバーっと眺めることがわたしにはありまして、そうすると、しばしば「oppressiveなカード」という表現を見かけます。たとえば《オボカタ・プロトコル/Obokata Protocol》はoppressiveだ、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》はoppressiveだ……。直訳すると「抑圧的なカード」となります。

 正直に申し上げて、わたしはこの《Divested Trust(脆弱性の監査)》は抑圧的にすぎるのではないかという懸念を持っています。計画書をめくった瞬間というのはゲーム中にランナーの気持ちがもっとも高揚するときですが、直後にその計画書がHQに戻ってしまう。FFG時代のリードデザイナーがカードをMWLで制限する理由として何度も槍玉にあげていた「ネガティブ・プレイ・エクスペリエンス」をこのカードは生み出します。この計画書がコーポの得点エリアにあるかぎり、ランナーは計画書を取り返されることを想定しつづけなければいけない。これを抑圧と呼ばずなんと呼ぶのでしょう。

 一方で、《Border Control》がMWL 3.1で制限されなかったことは適切だったともわたしは考えています。あれもまた抑圧的な、嫌なカードですが、制限されるとなるとコーポとしてはちょっと苦しい……。すでにプレビューされているクリミナルのハードウェア、《Lucky Charm》がランの終了を妨害する今後の環境でなおウェイランドの地位を保つには、アイス同様に介入されにくい得点エリアの計画書に、「ランの終了ではなく、計画書を盗まれたときにその計画書をHQに戻すことでランを無駄にする」という、かなり極端な機能を持たせる必要があるのかもしれません。

 強いてこのカードのすばらしいところを語るなら、まあ《Film Critic》と《従業員のストライキ/Employee Strike》のどちらをデッキに入れるかを悩む過程がわたしは好きですから、《Game Over》もあわせ、《Film Critic》がふたたびシェアを伸ばしうるのは喜ばしいと思います。

 すこし前、「フェアなコーポは弱いコーポである。お互いがフェアにプレイしたら必ずランナーが勝つようにこのゲームはデザインされている。コーポが勝つことは人の気を悪くすること。コーポのカードとランナーのカードを同一の基準でフェアかアンフェアか語るのは誤り」という意見をredditで読みました。これについてもアンドロイド:ネットランナーのプレイヤーのあいだで容易に同意を得ることができるでしょう。コーポのカードのアンフェアやバッド・デザインがどこまでプレイヤーに許容されうるかのラインを攻めるNISEIの意図を感じます。

アンドロイド:ネットランナーのルールや裁定質問箱61問61答まとめ

f:id:fobby:20190226182715p:plain

質問箱やTwitterの質問をまとめました

 これまでに各所でいただいた質問を文書で一箇所にまとめる必要を感じていたので、エイヤッとまとめました。

 質問募集は継続していますが、現在は質問箱を使っていません。匿名での質問をご希望の場合はマシュマロにお願いします。単純にTwitterでのメンションやDMでもお答えしますが、ルールの共有が目的なので、DMでの質問も質問者の名を伏せて公開させていただきます。

マシュマロ

61問61答

《アズマリ・エドテック/Azmari EdTech》がイベントを指定しました。1クリック目でリソースをインストールし、2クリック目でイベントをプレイすればコーポのID能力を回避できますか?

 いいえ。「各ターン、最初にイベントをプレイした時」とは、「各ターン、はじめてイベントをプレイした時」あるいは「イベントをプレイした時、それがこのターンの1回目のイベントのプレイである場合」と読み替えてください。

《コード複製システム/Code Replicator》で《カプリース・ニセイ//Caprice Nisei》を2回発動できますか?

 はい。両者の発動は同時ですから、そのようにしたい場合は《カプリース・ニセイ》を先に発動させます。ランナーがサイゲームに勝ったあと、《コード複製システム》を使用すれば、ランナーはアイスにふたたびアプローチし、《カプリース・ニセイ》の発動チャンスがふたたび生まれます。

 《コード複製システム》を先に発動させるとこのコンボは失敗します。アイスを通過したばかりのランナーに《コード複製システム》でそのアイスにもう一度アプローチさせると、「すべてのアイスを通過した時」からタイミング構成が進行してしまうので、《カプリース・ニセイ》は発動に失敗、このランにおいて1回しか発動しません。

《インプ/Imp》で《ジューンバグ計画/Project Junebug》をトラッシュするさい、ランナーはダメージを受けますか?

 はい。「アクセスした時」の能力を先に解決してから、トラッシュコストの支払いに能力を用いる処理を行います。

《何が何でも/By Any Means》で《ジューンバグ計画/Project Junebug》をトラッシュするさい、ランナーはダメージを受けますか?

 いいえ。《何が何でも》はトラッシュコストを支払うさいに使用する能力でなく、《ジューンバグ計画》と同じくアクセスした時に発動する能力です。ランは通常ランナーのターンに行われるので、ランナーのカードである《何が何でも》を先に処理します。そうすると、《ジューンバグ計画》はすでにアンインストールされているので、もう解決されることはありません。

《ムティ・ムウェクンドゥ/Mti Mwekundu》であとから増えたアイスは、すでに使われていた《Helheim Servers》の強度上昇を受けますか?

 いいえ。「そのサーバーを守っているアイスがない場合に《Helheim Servers》を使うことはゲーム状況の変化の可能性が認められない」との裁定から、使用時点で存在しないアイスは強度上昇の影響を受けません。

《ワールプール/Whirlpool》がサブルーチン解決の一環でトラッシュされたあと、《カプリース・ニセイ//Caprice Nisei》を使用できますか?

 はい。アイスがエンカウント中にアンインストールされたなら、ランナーはただちにそのアイスを通過します。

《Surfer》でアイスを交換した時、ランナーはそのアイスにふたたびエンカウントしますか?

 いいえ。

ランナーがすでに計画ポイント7に相当するだけの計画書を得点エリアにある状態で《The Board》がレゾされています。ここでもうひとつ《The Board》がレゾされたら、古い《The Board》がトラッシュされる過程で効果が一瞬途切れてランナーが勝ったりしますか?

 いいえ。「ユニークカードのカード名を持つカードがアクティブになった場合、カード名を共有するその他のカードはただちにトラッシュされます/If a card with a unique title becomes active, any other card that shares its title is immediately trashed」とあることから、「アクティブになってからトラッシュ」なので途切れないでしょう。

《カシー回線/Kasi String》がすでに得点エリアにある状態で他の《カシー回線》をインストールしたら、得点エリアの《カシー回線》はトラッシュされますか?

 そのルールの不備は指摘済みです。NISEIによって、得点エリアの《カシー回線》は名前を失っているとルールを改められました。

《Chop Bot 3000》のトラッシュを妨害してもドローやタグを取り除くことはできますか?

 いいえ。「そうした場合/if you do」の前に書かれていることはコストではありませんが、妨害するとその後に書かれている効果を得られなくなります。

バイオロイドのアイスについて

ヘイムダル1.0などにある、「ランナーは1クリックを消費することで、ヘイムダル1.0上のサブルーチンを1つブレイクできる」という文章についてですが、これは必要な強度のアイスブレイカーを持っていなくとも、クリックさえ支払えばブレイクできるという意味ですか?
また、3クリック支払えば3つのサブルーチンすべてをこの方法でブレイクできますか?

 どちらの質問の答えも「はい」です。

プログラムをインストールするとき、メモリーコストがMUを超えないとインストール済みの他のプログラムを事前にトラッシュできませんか?

 いいえ。ランナーがプログラムをインストールするさいは、いかなるときでも、インストール済みの他のプログラムを望むようにトラッシュできます。リファレンスガイドの誤訳と言われていますが、どう間違えたらそう訳されるのかよくわからないので、単純にミスですね。

ホストが空白になっても搭載されているカードはトラッシュされませんか?

 はい。ホストが裏返っても同様です。

《銀行作業/Bank Job》でアイスしかない遠隔サーバーをランしランに成功した場合クレジットは貰えますか?

 はい。

コーポがクリックを消費してインストールしたカードを、そのままクリックを消費せずにトラッシュすることはできますか?

 いいえ。そのような能力を持っていれば別ですが(《ジャクソン・ハワード/Jackson Howard》など)、コーポがサーバーの中にインストールしてしまったカードをトラッシュするには、そのサーバーの中にHQの別のカードをインストールすることでインストールアクションを起こし、それにより初めてサーバーの中のカードをトラッシュできます。また、あるサーバーを守っているアイスをトラッシュするには、そのサーバーを守る新たなアイスをインストールすることでインストールアクションを起こし、それにより初めてアイスをトラッシュできます。

 そのため、コーポはある種のデメリット能力を持つカード(《ムワンザ・シティーグリッド/Mwanza City Grid》など)をインストールするなら、それを「上書き」でトラッシュできるような別のカードを用意すると安全かもしれません。

NISEI新カードの「コーポのカードの能力」にサブルーチンは含まれますか?

 はい。サブルーチンは強制条件節能力です。

カードはたくさん並べればそれだけ効果が重複する

《Fester》の効果は重複するのでしょうか?例えば、ランナーが《Fester》を3枚インストールしている状況で、6クレジット以上持っているコーポがウィルスカウンターのパージをしたら、コーポは6クレジット失うのでしょうか?

 はい、重複します。ウィルスカウンターが全て破棄されその発動条件が満たされた時に、各《Fester》の「可能なら2クレジット失う」をそれぞれ1度ずつ解決します。ちなみに《Fester》は「可能なら/if able」の能力なので、ご質問の状況でコーポがちょうど5クレジット所有しているなら、Festerで1クレジット失うことはできず、1クレジット残ることになります。

ランナーの得点エリアにある《Glenn Station》が放棄されたら、その上のカードはどうなる?

稀な事態かとは思いますが、コーポが得点している《Glenn Station》にカードが搭載されている状態で、《ターンテーブル/Turntable》等でその《Glenn Station》がランナーの得点エリアに移動した場合に搭載されたカードはそのままの状態を保つと思いますが(《Glenn Station》の能力は使えないでしょうが)、その《Glenn Station》が放棄されたとき(《The Shadow Net》等で)、搭載されていたカードはどのような状態でどのゾーンに移動しますか?

 放棄された《Glenn Station》に搭載されていたカードはアーカイブに表向きに移動します。ホストのカードがトラッシュされたりゲームから取り除かれたりすると、それに搭載されていたカードはただちにトラッシュされます(妨害できません)。そしてトラッシュされたカードは常にオーナーの捨て札置き場へ移動します。コーポのカードがアーカイブに表向きで加わるか裏向きで加わるかは、基本的には直前の「ランナーにそのカードが見えていたか、いなかったか」といういずれかの状態を維持します。

ネットダメージとミートダメージの違い

ネットダメージとミートダメージの違いって何ですか?宜しくお願いします。

 名前が違うだけです。「ネットダメージを妨害する」の効果ではミートダメージを妨害できず、「ネットダメージをランナーが受けるたび」の条件節能力はミートダメージでは発動しません。その逆もしかりです。

サブルーチンの解決順序と、ランの終了以降のサブルーチンの扱い

アイスのサブルーチンは上から順番に解決するのか、コーポが任意の順番で解決するのか、どちらでしょうか?また、ランの終了のサブルーチンが解決されたら、まだ未解決のサブルーチンは解決するのかしないのかどちらでしょうか?

 ブレイクされなかったサブルーチンは常に上から順番に解決されます。「f:id:fobby:20180504113638p:plainランの終了。」のサブルーチンが解決されるとランはただちに終了し、それより下にあるサブルーチンは解決されません。

《Always Be Running》と《お決まりのヤツ/Same Old Thing》とランのイベント

《Always Be Running》と《お決まりのヤツ》がリグにある状態で、1クリック目に《お決まりのヤツ》を使いヒープにあるランのイベントをプレイできますか?

 いいえ、できません。ランナーの最初のクリックは《お決りのヤツ》に消費されたと見なされます。《The Shadow Net》も同様で、ランのイベントでなく《The Shadow Net》に最初のクリックを消費したと見なされます。余談となりますが、これらのリソースで先行/priorityのイベントをプレイすることもできないということになります。

スタン落ちカードをNISEIフォーマットで使える?

コアセット1版やスピンサイクル、ジェネシスサイクルのカードはNISEIの新しいローテーション、MWLで使ってよいのでしょうか?

 はい。ローテーションに関して言えば、システムコア2019に再録されてさえいれば、かつてどの製品に収録されていたものであれ同名のカードが全て使用可能です。例えば、《ウィトルウィウス計画/Project Vitruvius》は、小拡張「Cyber Exodus」収録のもの、2015コーポ・チャンピオンデッキのもの、あるいは基本セット第2版のもの、もしくは2017コーポ・チャンピオンデッキのもの、いずれであっても使用できます。さらにNISEIはプロキシも推奨しています。

《内部犯行/Inside Job》や《Spear Phishing》でアプローチは発生する?

クリミナルの《内部犯行》や《Spear Phishing》でアイスを迂回する場合はその迂回したアイスへのアプローチは発生するのでしょうか?

 はい。それらは「エンカウント時」の能力のみをスキップし、「アイスへのアプローチ時(《アグインフュージョン/AgInfusion》等)」「アイスの通過時(《カクゴ/Kakugo》等)」の能力を通常どおり解決します。リファレンスガイドのランのタイミング構成もご参照ください。

《ブレイカーベイ・グリッド/Breaker Bay Grid》と《Blue Sun》

《ブレイカーベイ・グリッド》のインストールされているサーバーの中にあるカードを《Blue Sun》の能力でHQに加えたら、得られるクレジットは5少なくなるのでしょうか?

 はい。《Blue Sun》は表記レゾコストを参照しません。ですから、先に《ブレイカーベイ・グリッド》をバウンスして、次のターンで本命のカードをバウンスするような工夫が必要になります。

《Eater》と《アウマクア/Aumakua》

《Eater》を使用したランにおいて0枚のカードにアクセスしました。《アウマクア/Aumakua》にウィルスカウンターは乗りますか?

 はい。アウマクアはアクセスフェイズの全体をチェックする能力です。アクセスフェイズが発生し、そのさなかにカードを盗みもトラッシュもしなかった場合にウィルスカウンターを得ます。そして《Eater》はアクセス枚数を0にするだけで、アクセスフェイズを省略しません。例えば、Eaterを使ってもアーカイブへのアクセスの際にカードを全て表にする工程は発生します。

《信用詐欺/Rip Deal》の記述について

《信用詐欺》の「成功した場合、HQの任意の枚数のカードにアクセスする時」の「任意の枚数」とは、通常は1枚で《HQインターフェース/HQ Interface》がある場合に2枚までという意味ですか?

 いいえ。「任意の枚数/any number of cards」という記述に反し、その場合は「2枚まで」ではなく「ちょうど2枚」という意味です。「アクセスする義務のあるカードの枚数と同数のヒープのカードを…」と読み替えてください。レッドサンドのカードはテンプレートから外れたテキストが多く、慣れたプレイヤーでも処理に困ります。

バウンスされたカードに搭載されていたカードの処理は?

ランナーのインストール状態のカードグリップに戻す効果(例:アークエンジェルなど)をコーポが発動した際、そのインストール状態のカードがホストになっていた場合は、搭載されていたカードはどうなりますか?

 インストール状態のカードがアンインストールされる(手札か山札、捨て札置き場、あるいは除外ゾーンへ送られる)と、そのカードに搭載されていたカードはすべてトラッシュされ(妨害できません)、カウンターやトークンは取り除かれ、条件カウンターはカードとしてオーナーの捨て札置き場に移動します。

計画書に変換されたカードを交換できる?

《Franchise City》を《Exchange of Information》で交換できますか?交換できるなら、その後も1点の計画書と見なしますか?

 交換できます。計画書と見なしつづけます。「add this card to your score area as an agenda worth N agenda point.」という書式は、カードがN点の計画書に「変換」されることを示し、変換後は計画ポイントと計画書であるという情報だけを持ちます。リファレンスガイドの「変換」もご覧ください。

「アイスをすべて通過した時」とは?

ランの途中で《インバーシフィケイター/Inversificator》でアイスを交換していた場合に、そのランはサーバーを守っているアイスすべてを通過したと見なされますか?

 はい。「アイスをすべて通過した時」の効果は、アイスがひとつもないサーバーでも発動します(ランのタイミング構成[4])。

インストール状態の表向きのカードとは、ランナーもコーポも含む?

《Dedication Ceremony》でランナーの表向きにインストールされているカードの上にアドバンストークンを置く事はできますか?

 特に禁じられていないようです。

インストール状態の表向きのカードとは、ランナーもコーポも含む?その2

 《レッドプラネット配送/Red Planet Couriers》でインストール状態のランナーのカードの上に置かれたアドバンストークンを移動することはできますか?

 はい。効果に「インストール状態のカード」あるいは「Trash 1 card」などとのみ書かれている場合、コーポとランナーのカードを区別しません。

一部の待ち伏せアーカイブで発動する?

《News Team》や《Shi.Kyu》はアーカイブに表向きで置かれていても、アーカイブへのアクセス発生時に効果を発揮しますか?

 はい。「アクセスされた時」の効果は、そのカードが非アクティブ(アーカイブにあったり、レゾ状態でない場合)であっても発動します。《罠/Snare!》のようなアーカイブにある場合に無視されるアクセス時効果のほうが、但し書きの必要なイレギュラーなのです。

《Film Critic》の扱いかた

盗むための追加コストが必要な計画書を《Film Critic》に搭載し、さらに計画書を得点エリアに加える場合に、いつ追加コストを払いますか?

 払いません。その計画書はインストールもアクセスもされていない扱いになって《Film Critic》に搭載された後、ランナーの得点エリアに「加え/add」られるだけです。盗まれていません。よって「計画書を『盗む/steal』ための追加コスト」は無視されます。

《インバーシフィケイター/Inversificator》と、アイスの「通過した時」能力

《インバーシフィケイター》で《カクゴ/Kakugo》を通過した際、その《カクゴ》を別のアイスと交換したなら、ランナーはネットダメージを受けますか?また逆に、何らかのアイスを通過した際、その何らかのアイスを《カクゴ》と交換したなら、ランナーはネットダメージを受けますか?

 いずれの場合も《カクゴ》は発動しません。(《スリップストリーム/Slipstream》と《Thimblerig》の裁定より)

《Eater》を使った後「アクセスするかわりにアクセスする」が起きたら?

《Information Sifting》を使用したラン中に《Eater》を使用した場合、HQへのアクセス時には何が起きますか?

 コーポが提示するいずれの束を選んだ場合も、ランナーはその束の0枚のカードにアクセスします。《アウマクア/Aumakua》があればそれにはウィルスカウンターが置かれます。

日本語版「名誉と利潤」のデッキリスト

日本語版「名誉と利潤」の《ハーモニー技術医療》デッキリストの《フィロティック網》の枚数が3枚になっていますが、これはデッキに一枚制限のはずです。エラッタでしょうか?これは原語版からですか?

 アークライトはエラッタを出していませんが、これは日本語版のみのミスです。このデッキにフィロティック網は1枚だけ入ります。代わりに別のカードがデッキから減っているというようなことはありません。

コンスピラシーブレイカーの計算

強度5、サブルーチン数4のコードゲートのアイスを《Black Orchestra》でブレイクするときに、全てのサブルーチンをブレイクするのに必要なクレジットは6金ですか?9金ですか?

 9金です。BOは基本強度2で「3金:強度+2。可能ならコードゲートのサブを2つまでブレイク」ですから:

  • 1回発動(3金)で強度4。強度が足りません。
  • 2回発動(6金)で強度6、サブルーチンを2つブレイクします。
  • 3回発動(9金)で強度8、残りのサブルーチン2つをブレイクします。

「Terminal Directive」の和訳は?

「Terminal Directive」のストーリー部分を和訳しているサイトなどはありますか?

 不特定多数へむけ公開されているものはウェブでは見つかりませんでした。

お勧めの拡張は?

少し前から初版のコアセットでアンドロイド:ネットランナーを遊んでいます。拡張が欲しくなったのですが、おすすめの購入順序などはありますか?

 キタラ・サイクルに属する6つの小拡張がお薦めです。ただしキタラは、本来第2版とあわせてプレイするよう設計された拡張なので、余裕があれば第2版でプレイしてみてください。第2版+キタラのみを使用する「Modded」は、最も狭いカードプールで最も浸透したフォーマットです。大拡張では「創造と支配」がおすすめです。

Jinteki.net特有のルール?

《より良い市民番組/Better Citizen Program》が得点されている状態で《お決まりのヤツ/Same Old Thing》を使用してランのイベントをプレイした場合、ランナーはタグを受ける必要がありますか?Jinteki.netでこの状況が発生した時、ランナーにタグが与えられませんでした。これはJinteki.netの仕様なのか、公式な裁定か分からずお聞きしました。

 You may/してよいの能力なので、コーポが望めばランナーはタグを受けます。クリックを消費してグリップのイベントをプレイすることも、《お決まりのヤツ》でヒープのイベントをプレイすることも、どっちもplayなので、ご質問の状況で何も起こらないのは Jinteki.net の問題と思われます。

ランされてから資財を能力でトラッシュできる?アドバンストークンは複数カードにまとめて置ける?

1. 自身をトラッシュして効果を発動する資財は、相手がランを開始してからアクセスするまでの間に効果を発動し、ランナーからのアクセスを逃れることができるのか?できない場合、どのタイミングでトラッシュして効果を発動できるのか?
2. 遠隔サーバーに強化2枚、計画書1枚があります。この状態で計画書をアドバンスする場合、3枚の束の上にアドバンストークンを置くのでしょうか?それとも区別して計画書にアドバンストークンを置くのでしょうか?

1. はい。ランの成功直前にそれら資財の消費型能力コストにクリックシンボルが含まれていない(「f:id:fobby:20180521144012p:plain:効果」や「f:id:fobby:20180521144012p:plain, 1f:id:fobby:20180521144018p:plain:効果」のようでない)ならトラッシュでき、アクセス前に効果を発動できます。《NGOの最前線/NGO Front》《Estelle Moon》などがそういった使い方をされます。具体的にはランのタイミング構成をご覧ください。ステップ[5.3]でトラッシュするのが一般的です。ただし、トラッシュすることで効果を得られないならゲーム状況が変化しないので、トラッシュできません。たとえば、《NGOの最前線》や《Estelle Moon》であれば、その上にトークンやカウンターがないならトラッシュできません。
2. 必ず区別し、計画書だけの上にトークンを置くようにしてください。どれが強化でどれが計画書であるかを説明する必要はありませんが、具体的にどのカードにアドバンストークンがいくつ置かれているかは、視覚的に明示してください。

TDについて

「Terminal Directive」のキャンペーンモードってどんな感じでやるんですか?

 ネタバレになってしまうので……。

ファム・ファタル/Femme Fatal》と《コマイヌ/Komainu》

ファム・ファタル/Femme Fatal》の能力が参照するのは表記サブルーチン数ですか?《コマイヌ/Komainu》の迂回にいくらかかりますか?

 なんらかの効果がアイスに追加したサブルーチンの数も《ファム・ファタル》は参照します。ただ、通常であればコーポの《コマイヌ》がサブルーチンを得る前にランナーの《ファム・ファタル》が発動します。いずれの能力も「エンカウント時」に発動し、ランは通常はランナーのターンに発生するため、ランナーのカードである《ファム・ファタル》を先に解決するためです。よって《ファム・ファタル》が発動した時《コマイヌ》はまだサブルーチンを得ておらず、ランナーは無料で《コマイヌ》を迂回できます。迂回後はゲーム状況が進行していて「コマイヌとのエンカウント時」もすでに終了しているため、《コマイヌ》がこのエンカウントでサブルーチンを得ることはありません。

ホスト/搭載とインストール

あるカードがあるカードに搭載されることは、インストールの範疇に入りますか?ホストされる≠インストールする、だと思っていたのですが、《Worlds Plaza》のテキストで???となっています。

 それらは異なる処理です。搭載されていながらインストールされる場合と、搭載されていながらインストールされない場合があります。なお、《Worlds Plaza》の上の資財はインストール状態です。

ランの途中でサーバーが消滅した場合の成功/失敗の判定

アドバンス済みの《NGOの最前線/NGO Front》に《身内の恥/Dirty Laundry》でランをして、そのランの途中でコーポが《NGOの最前線》をレゾしてそれの能力でトラッシュした場合に、ランナーは《身内の恥》からクレジットを得ますか?

 いいえ。ラン中に《NGOの最前線》が使用されたとき、そのサーバーの中にも、守っているアイスも、何もインストールされていないのなら、そのサーバーは消滅します。ラン中にサーバーが消滅した場合、そのランは成功とも失敗とも見なされません。そのサーバーを消滅させた消費型能力ウィンドウが閉じるとランはただちに終了し、《身内の恥》はランナーが5クレジットを得る効果を解決しないままトラッシュされます。

消費型ウィンドウとレゾ可能ウィンドウ

アイスのレゾ、およびアイスでないカードのレゾは、消費型能力ウィンドウの中で可能、あるいは外で可能、その両方で可能のうち、どれでしょうか?
また、外である場合、レゾ可能なタイミングは消費型能力ウィンドウが閉じる前に可能か、閉じた後に可能か、その両方でも可能のうち、どれでしょうか?

 通常、「消費型能力ウィンドウ」や「アイスでないカードのレゾウィンドウ」が開いているあいだ、アイスのレゾはできません。ただしランのタイミング構成[2.3]、つまりジャックアウトを拒否した直後のランナーが現在アプローチ中のアイスのみ、その時に開いている「消費型能力ウィンドウ」が閉じるまでの間のみ、コーポはアイスをレゾすることができます。

サーバーの中にあるアイス

《覚醒センター/Awakening Center》の上にあるアイスは、《ブレイカーベイ・グリッド/Breaker Bay Grid》の影響を受けますか?

 《覚醒センター》がインストールされているのが遠隔サーバーの内部であれば、その上のアイスも《ブレイカーベイ・グリッド》の影響を受けます。《覚醒センター》がインストールされているのが中央サーバーのルートであれば、その上のアイスは《ブレイカーベイ・グリッド》の影響を受けません。

《インバーシフィケイター/Inversificator》と《ヒッポ/Hippo》

《インバーシフィケイター》を使い、各ターン、最初に最外殻のアイスのサブルーチンをすべてブレイクした際に、そのアイスに対して《ヒッポ》を使用できますか?もしそうなら、アイスがトラッシュされるのはどのタイミングですか?アイスの交換をしたあと、交換した先でアイスをトラッシュしてもいいのでしょうか?

 ご質問の状況で《ヒッポ》は使用できますが、その場合、《インバーシフィケイター》は何もしません。両者はコンボとして使えません。

 《ヒッポ》はサブルーチンの全ブレイク時、すなわちランのタイミング構成[3.1]に、そして《インバーシフィケイター》はアイスの通過時、すなわち同[4]に、それぞれ発動します。《ヒッポ》の使用を選んだ場合、トラッシュされたアイスはすでに通過されていないことになるため、《インバーシフィケイター》は能力のターゲットとなるアイスを見失ってしまい使用できません。

 また、《ヒッポ》の使用を選ばないまま《インバーシフィケイター》を使用すると、ゲーム状況はもう[3.1]に戻れないので、《ヒッポ》はそのターンでの発動機会を失っています。

《フレーム=アウト/Flame-out》の上のクレジットの使い道

《フレーム=アウト》に《アートマン/Atman》を搭載した時に、《アートマン》にパワーカウンターを乗せるために払うクレジットを《フレーム=アウト》から支払う事はできますか?

 はい。《フレーム=アウト》の上のクレジットは、搭載されているプログラムを「使用」することに使えます。リファレンスガイドによれば、「使用」とはカードが持つ任意の能力を解決することです。アートマンにパワーカウンターを置くというインストール時能力は「~時、~してよい」の任意条件節能力であり、その解決を選択することは「使用」に相当します。

ホストの搭載可能なカードの条件から、もともと搭載されていたカードが逸脱した場合

《オムニ=ドライブ/Omni-Drive》に《パファー/Puffer》を搭載してから、《パファー》にパワーカウンターを置くことはできますか。

 はい。そうした場合、《パファー》はただちにトラッシュされます(妨害できません)。

ゲーム状況の変化の可能性がないことはしてはいけない

悪名を持っていないコーポは《献身/Sacrifice》をプレイできますか?

 いいえ。UFAQによれば、その効果にはゲーム状況を変化させる可能性がありません。参考:https://netrunnerdb.com/en/card/12039

《無線ネットパビリオン/Wireless Net Pavilion》と《PADコネクタ/PAD Tap》

《無線ネットパビリオン》がプレイエリアにあるとき、《PADコネクタ》をコーポがトラッシュするために必要なクレジットは増えますか?

 いいえ。《無線ネットパビリオン》には "not through a card ability" 「カードの能力によらずに」と書かれています。《PADコネクタ》のコーポによる自己トラッシュはコロン(:)が書かれていることから消費型能力と判別でき、テキストにもこのトラッシュは "ability" 、このカードが持つ「能力」であると書かれています。

Moddedフォーマット

非公式フォーマットのModdedについて詳しく教えてください。

https://www.reddit.com/r/Netrunner/comments/8aevrr/let_me_tell_you_about_the_modded_format_repost/
基本セット第2版(3箱まで可)とキタラ・サイクルのカードのみが使用できる豪州発フォーマットです。MWLは適用されません。その後「第2版と最新サイクルのみ」とルールおよび使用可能なカードプールを更新されるはずでしたが、こちらは頓挫したようです。

《トールブース/Tollbooth》にエンカウントする前にクレジットを無駄遣いする

《トールブース》など「エンカウントした時」に発動する能力を持つアイスにエンカウントした(ランナーがジャックアウトせず、コーポがトールブースをレゾした直後)際、《トールブース》のエンカウント時の効果が発動する前に、ランナーはアイスブレイカーの持つ能力を使用できますか?(《トールブース》にエンカウントしてしまったが所持クレジットが3しかなく、すべてを支払ったあげくにサブルーチンでランを終了されたくない。そのためにリグの適当なアイスブレイカーの強度を上げプールのクレジットを2としたい、など)

 はい。 「You could use a non-prevent/avoid paid ability such as on Corroder to spend 1 credit when the Corp rezzes Tollbooth.」というルーカスの発言がありました。 逆に身代わりを通過の役に立てることもできますね。 https://boardgamegeek.com/article/13818021#13818021

効果やルールによらず、勝手に手札をトラッシュできない

コーポやランナーはHQやグリップから直接カードをヒープやアーカイブにトラッシュすることはできますか?

 いいえ。効果を介さずにはできません。ただし手札上限を超える枚数のカードを所有したままディスカードフェイズを迎えたプレイヤーは、手札上限に等しい枚数になるよう手札のカードを捨てる/discard義務が発生します。これを利用して、任意のカードを捨て札にすることが可能です。

 また、インストールアクションによって、コーポはアイス、計画書、資財、強化を、ランナーはプログラムを、それぞれ上書きするような形でトラッシュすることができます。これらのルールを利用してみてください。

トレースのルール

《追跡ウォーロイド/Warroid Traker》のトレースが成功した際、ランナーがインストール済みのカードを2枚トラッシュすることができなければ、《追跡ウォーロイド》の発動条件は満たされなかったことにできますか?

 いいえ。トレースは結果を問わず、条件が満たされたら常に開始されます。追跡ウォーロイドは「可能なら」の効果ではないため、インストール済みのランナーのカードが1枚でもあればそれをトラッシュさせます。0枚なら何の結果ももたらさないトレースのみ発生します。

ラン中にクリックを消費する別のアクションを開始したり、クリックをコストに含む消費型能力を使ったりできない

ラン中にクリックを消費して手札を増やすことはできますか?

 いいえ。このことがどうして第2版のビギナーズガイドに明示されていないのか個人的にも疑問なのですが(旧版のルールブックにはあるのに)、あるアクションをクリックの消費によって解決している最中に、別のアクションを開始することや、コロンの左側にクリックシンボルを含む消費型能力(f:id:fobby:20180521144012p:plain:効果)を使用することは禁じられています。バイオロイドのアイスや《調整マトリクス/Adjust Matrix》のような「クリックを消費することで任意のサブルーチンをブレイクできる」という記述がある場合だけが、クリックを消費している間に他のクリックを消費できる例外です。

テュールの手/Tyr's Hand》は悪あがき

ランナーがサブルーチンをブレイクするのを《テュールの手》が妨害した場合、ランナーはふたたびアイスブレイカーにコストを支払ってそのサブルーチンをブレイクできますか?

 はい。「このエンカウントの残りの間、ランナーはそのサブルーチンをブレイクできない」などといった文言はありません。

条件カウンターは剥がせない

《バイオロイド効率調査/Bioroid Efficiency Research》でレゾされたアイスが《ルビコン・スイッチ/Rubicon Switch》などでデレゾされ、その後ふたたびレゾされた場合にそのホストのアイスは《バイオロイド効率調査》の影響を受けますか?

 はい。カードとそのカードに搭載されている物件との搭載関係が変化することは、レゾやデレゾによっては起こりえません。ご質問の状況では、アイスがふたたびレゾされたとき、ホストのアイスは不利な効果しかない《バイオロイド効率調査》を搭載したままとなります。《バイオロイド効率調査》のような条件カウンターの搭載状態をホストのアイスから解除するには、そのアイスをインストールアクションでトラッシュするのが最も手軽かつ現実的でしょう。

MUがIDに書かれていないのは?

ランナーのIDごとにリンク強度は書かれているのに、基本メモリーユニットの数が書かれていないのはなぜですか?

 FFGはMUでIDに個性をつけるつもりがなかったようです。基本MUはどのIDも一律で4であり、《ケイオス・セオリー/Chaos Theory》はID能力でメモリーユニットを増やします(基本MUが4であることにはかわりがありません)。ただし、ニセイはランナーのIDごとに基本MUの数をそれぞれ個別に設定することを示唆しています。

場所とは?

第2版に入っている《エリザベス・ミルズ/Elizabeth Mills》がトラッシュする「場所」とは何ですか?

 サブタイプを表しています。《隠れ家/Crash Space》や《イソップ質店/Aesop's Pawnshop》が場所のサブタイプを持ちます。本来はこうしたサブタイプをカードテキストが指定する場合に太字で表現するのですが、日本語版のテキストは一部そのルールが守られていません。