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アンドロイド:ネットランナー拡張「白ナイルを下って/Down the White Nile」- 非公式FAQ/UFAQ- 拙訳

参考:
ancur.wikia.com

《アカシア/Acacia

ランナーは《アカシア/Acacia》のトラッシュの妨害をしてなおクレジットを得られますか?

はい。


《クレジットカード詐欺/Credit Kiting》

ランナーは《クレジットカード詐欺/Credit Kiting》のタグを妨害してなおカードをインストールできますか?

はい。


《カボネサ・ウー:ネット空間のスリル中毒者Kabonesa Wu: Netspace Thrillseeker》

ランナーが《Scavenge》をプレイして《Kabonesa Wu》のインストールしたカードをトラッシュした場合、そのランナーはまだそのプログラムをゲームから取り除かなければいけませんか?

いいえ。アンインストールされたプログラムは、その後別のカードと見なされます。

《カボネサ・ウー/Kabonesa Wu》を使ってランナーが《Chameleon》を見つけインストールした場合、そのターン終了時に何が起こりますか?

《Chameleon》の能力と、《カボネサ・ウー/Kabonesa Wu》によるディレイド条件節能力は、どちらも同時に発動条件を満たします。ランナーが能力をコントロールしていることから、そのランナーはそれらをどの順序で発動させるか選択できます。いちど《Chameleon》がどちらかの能力でアンインストールされると、もう一方の能力は何もすることができません。よってランナーは、《Chameleon》をグリップに加えるか、ゲームから取り除くかを選ぶことができます。


《突発的創造性/Emergent Creativity》

ランナーは《突発的創造性/Emergent Creativity》でプログラムとハードウェアをまとめてトラッシュすることはできますか?

はい。
デザイナー注:次回FAQのエラッタにより「or」から「and/or」に変更予定。


《RNGキー/RNG Key》

《RNG Key》の発動はHQとR&D、それぞれの最初に成功したランごとに1度ずつですか?それともHQかR&Dのどちらかへのランが最初に成功した時に1度だけですか?

《RNGキー/RNG Key》は1ターンに最高で1度だけ発動します。ランナーがHQかR&Dどちらかへのランが成功した時です。

追記:
《RNGキー/RNG Key》のあるランナーが、《ブレイカーベイ・グリッド/Breaker Bay Grid》がそのルートにインストールされているR&Dへランした時、《Vanilla》へアクセスしてクレジットを得るために宣言が必要な数字はいくつですか?

ランナーは-5を宣言しなければいけません。


追記:
ランナーがR&DやHQのルートにインストールされている強化に最初にアクセスすることを選択した場合、それを公開し、《RNGキー/RNG Key》からクレジットを得ることはできますか?

いいえ。インストールされているカードは公開できません。《RNGキー/RNG Key》によって公開されたカードが存在しないのであれば、その残りの効果が参照するカードを失います。


《ナイトダンサー/Nightdancer》

《ナイトダンサー/Nightdancer》のサブルーチンが解決されたがランナーが失うクリックを持っていなかった場合でも、コーポは次ターンに追加のクリックを得られますか?

はい。


《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》

コーポが《密告/Anonymous Tip》をプレイした場合、1度に引けるカードを全て引いてから《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》でどのアイスをインストールするか決めるのですか?それとも、カードは1枚ずつ引いて、引いたカードがアイスであればインストールするかどうか決めるのですか?

1度に複数枚のカードをドローすることはバッチ効果です。コーポは3枚全てのカードを引き、アイスが引かれるごとに《Jinja City Grid》は同時に発動条件を満たします。コーポは《Jinja City Grid》の能力の実態となる発動順序を決め、そして引いたアイスをどの順番でインストールするか決定します。

ランナーが《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》のあるサーバーへランを行い、コーポは《Advanced Concept Hopper》を得点しています。ランナーは《Advanced Concept Hopper》が引いて《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》がインストールしたアイスにアプローチしますか?

はい。《Advanced Concept Hopper》の発動条件はランのステップ1で満たされ、ランナーはステップ2でアイスへのアプローチを開始するので、新たなアイスは最外殻にインストールされることになります。

コーポが《ジンジャ・シティーグリッド/Jinja City Grid》と《Daily Business Show》両方をレゾしていて、そして2つのアイスを引いた場合、そのコーポは2つのアイスをどちらもR&Dの一番下に戻すことなくインストールできますか?

いいえ。《Daily Business Show》が2枚を引いたことは認知されたままゲームを進行します。そのため、コーポはインストールしたアイスをR&Dの一番下に戻さなければいけません。


《細菌プログラミング/Bacterial Programming》

ランナーが《Bacterial Programming》をR&Dから、まだアクセスできるカード枚数を残して盗んだ場合、コーポが《Bacterial Programming》の能力を使うとどうなりますか?

R&Dの新たな一番上のカードが何であれ一番上から、まだアクセスできるカード枚数だけ通常どおりアクセスを継続します。

ランナーが《細菌プログラミング/Bacterial Programming》をHQから、まだアクセスできるカード枚数を残して盗んだ場合、コーポが《細菌プログラミング/Bacterial Programming》の能力を使ってカードをHQに加えると、どうなりますか?

コーポは任意のカードを、まだアクセスされていない残りのHQのカードに加えてシャッフルし、その後ランナーは通常どおりのアクセスを進めます。HQにカードが増えたからと、ランナーがアクセスできるHQのカードの枚数に変更はないことに気をつけてください。

ランナーが《細菌プログラミング/Bacterial Programming》をアーカイブから、まだアクセスできるカード枚数を残して盗んだ場合、コーポが《細菌プログラミング/Bacterial Programming》の能力を使って任意のカードをトラッシュすると、どうなりますか?

《細菌プログラミング/Bacterial Programming》によってトラッシュされたカードはアーカイブへ裏向きで行き、そのアクセスフェイズ中に表向きに返されることはありません。ランナーはまだアクセスできるカード枚数があるならば、それらの裏向きのカードへのアクセスを選択でき、アクセスされた裏向きのカードはアクセスフェイズの終了時に裏向きに戻りますが、ランナーがアクセスできるカードの合計枚数は変化しません。
そのため、《細菌プログラミング/Bacterial Programming》がアーカイブ内で最後にアクセスされるカードであるとランナーが選択した場合は、そのランナーはいかなる裏向きのカードにもアクセスすることはありません。《細菌プログラミング/Bacterial Programming》がアーカイブ内で最後以外にアクセスされるカードであるとランナーが選択した場合は、そのランナーはすべてのアーカイブのカードにすることはありません。


《ジュア/Jua》

ランナーがインストール状態のカードを1枚しか持たないにも関わらず、《ジュア/Jua》のサブルーチンを解決するとどうなりますか?

コーポはインストール状態のカード2枚を選択できないことから、スタックの一番上には何も加えられません。

アンドロイド:ネットランナー拡張『頂の会議/Council of the Crest』非公式FAQ訳

参照:
ancur.wikia.com

《居留守/No One Home》

《居留守/No One Home》によるトレースが失敗した場合、ランナーはやってくるタグ/ダメージの最高値より少ない数を回避/妨害することを選べますか?

はい。

《罠!/Snare!》の解決時、ランナーはどの時点で《居留守/No One Home》によってネットダメージを妨害するか、それともタグを回避するか選ばなければいけませんか?

ネットダメージとタグは同時発生であることから、コーポが4支払ったあと、残りの能力が解決される直前に《居留守/No One Home》は発動します。トレースが失敗してから、ランナーはタグの回避かネットダメージの妨害いずれかを選びます。

ランナーが2つの《居留守/No One Home》をインストールしている場合、最初にネットダメージかタグを受ける時、そのランナーは2つ両方を使用できますか?

はい。《居留守/No One Home》は2枚とも同時に発動条件を満たしますから、ランナーはこれらを1つずつ発動させます。ランナーがそれぞれの《居留守/No One Home》をトラッシュするかしないかは、1枚目の《居留守/No One Home》の能力の解決中に決めます。ですから、別の《居留守/No One Home》を使用するかどうかを決める前に、最初のトレースは完全に解決されます。

では、《罠!/Snare!》のような能力がタグを与えると同時にネットダメージをも与える場合、ランナーは2枚の異なる《居留守/No One Home》によるトレース両方の失敗で、この場合の全ての効果を回避できるということですか?

はい。

ランナーが1つのターンで最初に受けたダメージに《No One Home》を使った場合、そのランナーは2枚めの《No One Home》をインストールして、それを同ターン内にタグを受ける時に使えますか?

いいえ。《居留守/No One Home》は最初にタグを受けたかネットダメージを受けた時にしか発動しません。そのターンに「タグかネットダメージ」という包括的な2つの条件いずれかがすでに発生しているのであれば、後発の事象が、最初に起きたタグかネットダメージのどちらかであったとしても、それは最初の事象ではありません。

《マラソン/Marathon

《マラソン/Marathon》で開始したランが失敗した場合でも、ランナーはそのサーバーにもう一度ランすることを禁じられますか?

はい。サーバーへの再ラン制限は「成功した場合」能力とは独立しています。

《マラソン/Marathon》によるランのあいだ、ランナーが他の遠隔サーバーにリダイレクトされた場合でも、そちらのサーバーへのランが成功したなら、そのランナーはクリックを得て《Marathon》をグリップに加えますか?そのターン、ランが禁止されるサーバーはどれになりますか?

はい。あるサーバーがランされたサーバーである限り、それはランを開始されたサーバーでありえるので、「成功した場合」効果がはたらきます。そのため、ランナーが異なる遠隔サーバーへ移動した場合、そのランナーは《マラソン/Marathon》を続けます。このターン内の以降のラン制限は、ランナーがリダイレクトされたサーバーに適用されます。

新しいサーバーが中央サーバーの場合はどうなりますか?

中央サーバーでは「成功した場合」の効果が解決されないことから、《マラソン/Marathon》は終了します。ランナーはその中央サーバーへ、このターンの残りの間、ランできません。


《アナンシ/Anansi》

ランナーがエンカウントにともなう迂回効果(例:《内部犯行/Inside Job》で)《アナンシ/Anansi》を迂回した場合も、《アナンシ/Anansi》は3ネットダメージを与えますか?

はい。迂回は、発生したエンカウントを即座に終了させます。それは《アナンシ/Anansi》の発動条件です。

ランナーがアプローチにともなう迂回効果(例:《Charlatan》で)《アナンシ/Anansi》を迂回した場合も、《アナンシ/Anansi》は3ネットダメージを与えますか?

いいえ。ランナーがアプローチ中にアイスを迂回した場合、そのランナーはそれにエンカウントすることなく即座に通過するため、エンカウントが終了することはありません。

ランナーは《Hunting Grounds》を使って《アナンシ/Anansi》の能力を妨害できますか?

いいえ。《アナンシ/Anansi》は「エンカウントの終了時」の能力で、「エンカウント時」の能力ではありません。

《アナンシ/Anansi》がエンカウント中にデレゾやアンインストールされた場合、それはまだ3ネットダメージを与えますか?

いいえ。どちらの例も《アナンシ/Anansi》はもはやアクティブでなく、その能力を発動できません。


《コード複製システム/Code Replicator

コーポが《コード複製システム/Code Replicator》を使ってランナーに最外殻のアイスへ2度目のアプローチをさせた場合も、ランナーはジャックアウトを禁じられていますか?

いいえ。ランナーはラン中に1回目にアプローチしたアイスからのジャックアウトを認められていないだけです。このルールはいかなる特定のアイスにも関係がありません。

《アズマリ • エドテック:未来の彫造/Azmari EdTech: Shaping the Future》

コーポがカードタイプとして「イベント」を宣言した場合、ランナーが《従業員のストライキ/Employee Strike》をプレイしたらコーポは2を得られますか?

いいえ。イベントのプレイについてのルールによれば、問題となっているイベントがプレイエリアでアクティブになるまで、「プレイ時」能力の発動条件は満たされません。《従業員のストライキ/Employee Strike》がアクティブになると、直ちに《アズマリ • エドテック/Azmari EdTech》を空白にし、その能力をもはやアクティブでなくするため、発動できません。


《Armed Intimidation》

コーポが《武装脅迫/Armed Intimidation》を得点した時、ランナーは選択したダメージ/タグを妨害/回避できますか?
はい。この能力はランナーに選択肢のうち1つを強制的に選ばせますが、選択肢が一度選ばれたら、その解決は修整したり妨害することができます。


《死と税金/Death and Taxes》

《死と税金/Death and Taxes》はランナーが自分のカードをトラッシュしても発動しますか?

はい。

アンドロイド:ネットランナー:NAPD MWL(禁止と制限のリスト)更新-2017年2月26日から有効-についてのボッグズ声明

注意:この記事の禁止制限ルール MWL は最新のものではありません。上記タグ「禁止制限改定」をクリックし、最新のものを参照してください。

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MWL2.1の登場

多くのカードゲーム同様に、アンドロイド:ネットランナーも「禁止カード」*1と「制限カード」が存在し、それらの措置を取られたカードの一覧をNAPD Most Wanted List(ニューアンゼルス警察の最重要指名手配リスト)と呼びます。

禁止カードはデッキに入れることが一切不可能となります。制限カードは、そのうちから1種類だけを選び、そのカードごとの上限枚数*2まで望む枚数をデッキに入れることができますが、そのデッキに他の制限カードはそれ以上入れることができなくなります。

MWL、制限の仕組みはこれまでさまざまな形をとってきました。以前は、「制限されているカードを1枚デッキに加えるたび、そのデッキのIDは、影響値上限を-1する」というものでしたが、時が経ち「より強力なカードはIDの影響上限を-3する」というルールを追加されます。これらのルールは環境のバランスをとるために必要だったとはいえ、正直、デッキを組む際の影響値の計算に混乱を生じることにもつながっていた面もありました。

現在のリードデザイナーが禁止カードの導入を決断し、さらに制限のルールを改定したことで、だいぶわかりやすくなり、また、どの制限カードを入れるか悩むという楽しさを生んだと思います。ただ、「何をもってその制限や禁止を決定したのか」ということについて公式サイトで全く説明がないのが個人的に少々不満でした。まあ、なぜなのかはわかるっちゃわかるし、制限や禁止そのものに不満はなかったのですが。

ところが、今回のMWL更新に際しては、リードデザイナーが各カードの制限や禁止に至るまでの理由を声明として発表してくれました。これが嬉しく、また、デザイナーと彼の開発チームがどこに主眼を置いてデザインを行っているかが示唆されるものであるため、ひとつ自分で訳してみようと思うに至りました。めっちゃ意訳してますが。あと、声明しか訳していないので、具体的な禁止と制限については、公式サイトをごらんください。

原文(MWL、具体的な制限リストについてもこちらから)
www.fantasyflightgames.com

犯罪は不滅

アンドロイド:ネットランナー開発責任者、マイケル・ボッグズ

私たちは、Most Wanted List 2.0とローテーションによる新たなるメタに大きな手応えを感じています!数々の斬新なデッキが、これまでになかった展開を見せているのです。ですが、さま変わりした環境にさらなる戦略が登場したことで、ニューアンゼルス警察は次なるターゲットを定めました。Most Wanted List 2.1の時間です。

個々のカードに触れるより先に、まず《Cerebral Imaging》の脅威と流行について述べさせていただきます。さまざまな試行錯誤を重ね、最終決定にこそ至らなかったものの、《Cerebral Imaging》はMost Wanted Listの制限と除外、両方の候補でした。

しかし私たちは、IDそのものを禁止するより、《Cerebral Imaging》を強化したいくつかのカードから、具体的には《Violet Level Clearance》を使用不可とすべきとの結論に達しました。こういったカードが、マイナーなIDに過ぎなかった《Cerebral Imaging》を最強クラスの地位へと飛躍的に押し上げたのです。

《Cerebral Imaging》を除外することが最もすっきりした解決策なのかもしれませんが、多くの人々が楽しんでいるIDを奪うことにもなるのです。

こう申し上げたものの、私たちは今後、数ヶ月にわたり《Cerebral Imaging》の動向に監視の目を光らせます。事態が好転しないようであれば、私たちはあらゆる手段を講じ、ゲームの楽しさとデッキの多様性を確保します。

では、個々のカードへ話を移しましょう!

《Rumor Mill》:

Most Wanted List 2.0の時点で、私たちはプール内のカードが持ちえた価値をきちんと発揮できるよう、《Rumor Mill》は除外リストへ加えなければならないと決めていました。ですがその後、《Rumor Mill》を除外から制限に移動させたほうが、ゲーム全体にとってはより良いのだと気づいたのです。

このカードによって対抗できるカードといえば、まず《MCA緊縮政策/MCA Austerity Policy》、《Marcus Batty》、《Estelle Moon》、《Bryan Stinson》、そして《アッシュ2X3ZB9CY/Ash 2X3ZB9CY》…いずれも単体で強力な効果を発揮するものばかりです。

また、《Rumor Mill》を制限することで、デッキ構築の際にメタに応じて《従業員のストライキ/Employee Strike》と《Film Critic》、そしてこのカードのどれを選ぶかという、実に面白い決断を迫られることになります。

《テープワーム/Tapwrm》:

《犠牲用装置/Sacrificial Construct》との組み合わせは、設置が容易でありながら、除去が困難なエンジンとなります。選択肢としては残りますが、このエンジンを稼働させるためには他の強力なカードを諦めなければいけません。

《Brain Rewiring》:

変態的なことに使われるか、あるいは全く使われない、極端なカードです。この種のカードが楽しいものでありうると、それを助長するプレイスタイルがいつか普及して不健全なことになります。《Brain Rewiring》を制限リストに置くことで、デッキから《Estell Moon》を奪って速度を落とすか、あるいは《Fairchild 3.0》や《世界食料構想/Global Food Initiative》のない、より相手のランに影響されやすいデッキとなります。

《Mother Goddess》:

《Brain Rewiring》同様に、《Mother Goddess》が入っていて相手につまらないことをしないデッキを見かけることは稀です。特に《ロキ/Loki》との連携は、AIのないランナーを複数のサーバーから一発で永久に締め出します。これもまた、コンボは依然として可能ではあるものの、《Mother Goddess》の入っているデッキは他のパワーカードの使用を控えなければいけなくなります。

《Mumbad City Hall》:

《Rumor Mill》同様、《Mumbad City Hall》も初期の時点で、健全なメタを保つために除外リストに加えられていました。しかしながら、このカードが最も効果を発揮するために必要な《Mumba Temple》と《Museum of History》もまた制限されている事実に目を向け、《Mumbad City Hall》も除外から制限に移動させることとなりました。

良い例として《Mumbad City Hall》は《Consulting Visit》をサーチできますが、それは3コストと3クリック、2枚のカードを用いてのコンボです。さらにはランナーが《Mumbad City Hall》をトラッシュすると成立しなくなります。

《黄埔開拓/Whampoa Reclamation》:

「計画書隠し」というこのゲームの側面をあまりにも簡単にしすぎ、ランナーの苛立ちを募らせるものとなりえるカードです。ただしコーポが《黄埔開拓/Whampoa Reclamation》でカードを循環させることで手札は悪化するという点は無視できず、デッキ構築の選択肢としては残りました。

除外

《Violet Level Clearance》:

1ターン目にプレイでき、1クリックで7クリック分の価値を持つというこのカードの効率も、理想としてはバランスのとれているものでした。最終/Terminalであり、安価なトラッシュコストを持ち、そして不用意にプレイするとHQが溢れるというほとんどのコーポにとってのリスクもあるためです。

ですがそれらは、《Cerebral Imaging》にとってほとんど関係ありません。HQが溢れるリスクもなく1ターン目から撃つことができ、その後も《Cerebral Imaging》の経済の柱となります。

《Violet Level Clearance》を《Cerebral Imaging》の武器庫から除外することでデッキは遅くなりますが、これにより、コーポはプレイしていての楽しさを保ったまま、ランナーもまた楽しくプレイできるようになることでしょう。

*1:正確にはbanではなくremoveされたカードなので、「除外カード」とでもいうべきであり、後半ではそう呼んでいます

*2:IDを除き通常は3枚だが、特殊なカードはテキストに「1枚制限」や「6枚制限」などと書かれている