『アンドロイド:ネットランナー』「カンパラの支配/Kampala Ascendent」裁定拙訳と個人的補足
最後の小拡張のUFAQが来ました。初歩的な部分については以前お送りした、こちらもご覧いただくとより理解が深まるかもしれません。
removeanddiscard.hatenablog.com
カンパラの支配にとどまらず、いくつかのカードの追加裁定や、裁定そのものの変更もありました。
箇条書きで書かれている部分は、補足です。例にあげられているカードのざっくりした説明など。
情報源
裁定追加、および変更
◆ファトゥマ管理人/◆Warden Fatuma
コスト: 1
資財:人物レゾ状態のバイオロイドのアイスはそれぞれ「可能なら、ランナーはを失う。」を他の全てのサブルーチンの前に得る。
《◆ファトゥマ管理人》がアクティブなときに、《Wetwork Refit》を搭載しているアイスはどんな順番でサブルーチンを得ますか?
サブルーチンは「タイムスタンプ順」に付与されます。最初にアクティブになったカードが最初にサブルーチンを付与し、そして他のカードが2番目のサブルーチンを付与します。このことから、最後にアクティブになったカードが1番目のサブルーチンを付与し、続けて他のカードがサブルーチンを付与します。
- 《Wetwork Refit》任務:「Wetwork Refitをレゾ状態のバイオロイドのアイスの上に『ホストのアイスは"1ブレインダメージを与える。"を他の全てのサブルーチンの前に得る』のテキストつき条件カウンターとしてインストールする。」Intervention
- しょっぱなからナンですが、スッキリしない裁定だ…。「追加のサブルーチンをアイスに付与するカードが複数アクティブになったらどうなるか」を超あわてて考えたような。
論理爆弾/Logic Bomb
コスト: 0
リソース:仮想:現在エンカウント中のアイスを迂回する。残りのクリックを全て失う。
既に全てのサブルーチンがブレイクされているアイスを《論理爆弾》で迂回すると、カードの能力(《インバーシフィケイター/Inversificator》など)からは、それらサブルーチンは依然としてブレイク済みと見なされますか?
はい。
- なんのこっちゃ?これは、私の質問が元になっていると思われます。
Kit forces Anansi to gain code gate and the Runner breaks its all 3 subroutines by Inversificator but at last they uses Logic Bomb to bypass it. Does the Runner still take 3 net damage but Inversificator has an opportunity to swap the next ice with another one? @ANR_RulesWiki pic.twitter.com/6qzXUsI5R4
— Fobby (@RemoveNDiscard) 2018年6月28日
- リファレンスガイドには大筋で「迂回されたアイスの全てのサブルーチンはブレイクされていない」と書かれているのです。
- 《ファム・ファタル/Femme Fatale》と《内部犯行/Inside Job》くらいの、「エンカウント時」に迂回するカードしかなかった頃からのルールなので、Terminal Directive以降できるようになった「サブルーチンをブレイクしてからの迂回」が想定されていないものと思われます。一応、最新ランのタイミング構成には、「[3.1] に到達していないのなら、そのアイスのサブルーチンはブレイクされていない」と、つまり[3.1]に到達しているならその後なにがあってもブレイク済みと見なすことを匂わせる記述はあるのですが。
- この質問は、《インバーシフィケイター》でサブルーチンをすべてブレイクした《アナンシ/Anansi》を結局《論理爆弾》で迂回したのなら、「サブルーチンをすべてブレイクしないまま通過した」と見なされ、ランナーは《アナンシ》から3ネットダメージを受けるが、かわりにそのターン、まだ《インバーシフィケイター》のアイス交換条件が満たされていないことから次のアイスを交換できるのか、という意味です。
- この質問に関しては、今回のUFAQによって、「エンカウント中にアイスを迂回しても、ブレイク済みのサブルーチンはブレイク済み。よって《アナンシ》のネットダメージは受けないし、《インバーシフィケイター》のアイス交換はこのターンにもう使用できない」という答えが出ます。
- 《インバーシフィケイター》:アイスブレイカー「各ターン、インバーシフィケイターで全てのサブルーチンをブレイクしたアイスを最初に通過した時、そのアイスを他のアイスと交換してよい。」
- 《アナンシ》:アイス「アナンシとのエンカウント終了時、ランナーがその全てのサブルーチンをブレイクしていない限り、3ネットダメージを与える。」
◆ロキ/◆Loki
コスト: 6
アイス:バイオロイドランナーがロキにエンカウントした時、レゾ状態のアイスを1つ選ぶ。ランの終了まで、ロキはそのアイスのサブタイプと、他の全てのロキのサブルーチンの前にそのアイスのサブルーチンを得る。
ランナーがグリップを全てスタックに加えてシャッフルしない限り、ランの終了。強度: 3
HB: 5
血と水/Blood and Water
ランナーがグリップに0枚の場合でも、《ロキ》からランの終了を受けないためにグリップをスタックに加えてシャッフルを選ぶことはできますか?
はい。スタックが最低でも2枚なら、それはシャッフル可能です。
- これは裁定の変更です。以前は、グリップが0枚の場合は必ずランの終了を選ばなければいけませんでした。
No. Loki has a must choose between two things effect. Just like the Fairchildren, you must pick an option you can resolve.
— Project ANCUR (@ANR_RulesWiki) 2017年7月14日
- unless文の解釈が代わり、must選択ではなくなったようです(同じくunlessが使われている419関連で確認可能)。
No the corp does not have to pay. 419 does not have a “must” ability, so the Corp is not required to choose an option that will resolve. The card cannot be exposed, so the corp can freely allow the ability to resolve without doing anything.
— Project ANCUR (@ANR_RulesWiki) 2018年4月17日
The Turning Wheel(輪廻の車)
コスト: 2
リソース:仮想HQかR&Dへのランが終了するたび、そのラン中に計画書を盗んでいない場合、The Turning Wheelにパワーカウンターを1つ置く。
搭載されているパワーカウンター2つ:このランの残りの間、HQかR&Dのカードに追加で1枚アクセスする。中立: 1
裁定:カンパラの支配
◆ゼロ/◆Zer0
コスト: 1
ハードウェア, 1ネットダメージを受ける:1を得て、カードを2枚引く。この能力は1ターンに1度のみ使う。
アナーク: 3
《ゼロ》のダメージは妨害できますか?
《ゼロ》のダメージは妨害できますが、それではコストが充分に払われなかったものとされ、ランナーが1を得たりカードを2枚引くことはありません。
《ゼロ》のダメージを妨害してから、ランナーは再びこの能力の使用を図ることはできますか?
はい。コストが妨害されたなら、能力は「発動した」状態に入らないので、まだ使用されていません。
《Guru Davinder》がインストール状態のときに《ゼロ》を使おうとするとどうなりますか?
《Guru Davinder》は任意の能力ではないため、インストール状態である限り《ゼロ》を使用するたびにダメージを妨害されることになります。
そのたびに、ランナーは《Guru Davinder》をトラッシュするか、4払うかしなければいけません。これらは《ゼロ》の能力を「発動した」状態へは持っていかないので、《Guru Davinder》がアンインストールされることでランナーは《ゼロ》を自由に使えるようになります。
- 《Guru Davinder》リソース。「全てのネットダメージ及びミートダメージを妨害する。Guru Davinderが1点でもダメージを妨害するたび、4支払わない限りこれをトラッシュする」The Liberated Mind
◆ヒッポ/◆Hippo
コスト: 2
ハードウェア各ターン、ラン中に最外殻のアイスのサブルーチン全てを最初にブレイクした時、ヒッポをゲームから取り除くことでそのアイスをトラッシュしてよい。
アナーク: 5
ランナーは《シンキロウ/Mirāju》を《ヒッポ》でトラッシュできますか?そうしたなら、そのランナーはアーカイブへ行きますか?
はい、ヒッポは《シンキロウ》のサブルーチンをブレイクしたあと使用できますが、ランナーはアーカイブに行きません。《シンキロウ》の能力は、通過時(ランのステップ4)に、その表記サブルーチンをランナーがブレイクしたかどうかをチェックします。《ヒッポ》の能力は、サブルーチンが全てブレイクされるとすぐ発動する(ステップ3.1)ので、《シンキロウ》による「『アイスの通過』を『アーカイブへ移動』に置換」はすでにアクティブではありません。
- 「ブレイクした時(ヒッポ)」vs.「ブレイクして、通過した場合(シンキロウ)」は前者が優先処理され、そのことで後者はアンインストールされるので解決されないわけです。
- 《シンキロウ》:アイス「シンキロウの表記サブルーチンをランナーがブレイクした場合、そのランナーはシンキロウを通過するかわりにアーカイブへのランになり、あるなら最外殻のアイスにアプローチする。シンキロウをデレゾする。」
PADコネクタ/PAD Tap
コスト: 0
リソース各ターン、コーポがカードの能力からクレジットを最初に得た時、君は1得てよい。
, 3:PADコネクタをトラッシュする。コーポのみがこの能力を使用できる。クリミナル: 1
《アドニスキャンペーン/Adonis Campaign》のようなカードからコーポがクレジットを受け取った時に《PADコネクタ》は発動しますか?
いいえ。コーポは《アドニスキャンペーン》からクレジットを「受け取る」ものです。
- 《アドニスキャンペーン》のように「カードの上にあるクレジット」は、条件を満たしたとき、それをプレイヤーが「受け取る/take」というキーワードで表現します。それ以外の効果によるクレジット増加は、現状ではすべて「得る/gain」と表現します。
- 日本語環境では、「take」も「得る」に訳されていることがあるので、これじゃわからないじゃないか!と憤ったものですが、ネイティブ・イングリッシュのかたがたが原語版でプレイする場合も処理に戸惑われているようなのでセーフ?
- ゲームデザインとしてもフレーバーとしても、《PADキャンペーン/PAD Campaign》だと発動できて《アドニスキャンペーン》だと発動できないことに何か意味があるのか、よくわかりません…
フレーム=アウト/Frame-out
コスト: 2
ハードウェア:改良フレーム=アウトはプログラムを1つ搭載できる。
フレーム=アウトのインストール時、その上に9を置く。このクレジットは搭載されているプログラムを使用するための支払いに使用する。
フレーム=アウトの上のクレジットを使用したターンの終了時、搭載されているプログラムをトラッシュする。シェイパー: 3
《フレーム=アウト》に搭載されているクレジットを《自己変形コード/Self-modifying Code》を使用してのインストールコストの支払いに使用できますか?
いいえ。プログラムのインストールコストを支払うことはそのプログラムを使用することではなく、かつプログラムのインストール時に《自己変形コード》はすでに《フレーム=アウト》に搭載されていないので、どちらのカードも《フレーム=アウト》の上のクレジットを使用する条件を満たしていないということになります。
- インストールコストの踏み倒しができたほうがカードとしては面白かったような気はします。
◆カシー回線/◆Kasi String
コスト: 1
リソース:仮想各ターン、最初に遠隔サーバーへのランが成功した時、0枚以上のカードにアクセスして計画書を盗んでいなかった場合、カシー回線の上にパワーカウンターを1つ置いてよい。
カシー回線の上に4つ以上のパワーカウンターがある時、これを1点の計画ポイントを持つ計画書として君の得点エリアに加える。中立: 0
《◆カシー回線》が得点エリアにある場合、ランナーが別の《◆カシー回線》をインストールしたらどうなりますか?
何も起こりません。
- 当たり前だろ、とお思いでしょうか。こんな質問をするやつはどこのどいつだとお思いなら、それは私です。
https://twitter.com/RemoveNDiscard/status/1011395940324790272
I've thought when a second copy of unique card becomes active, the rule only cares the title of other active card so not considerd to whether first copy of card is unique or not. Thanks for correct my missunderstand. pic.twitter.com/7BfU1Fdiaa
— Fobby (@RemoveNDiscard) 2018年6月26日
- リファレンスガイドには、要約して「ユニークカードがアクティブになると、他の同名のカードはただちにトラッシュされます」としか書かれていないのです。ランナーの得点エリアにある《◆カシー回線》はユニークカードであるという特性を失っていますが、名前は失っていないので、「同名のカードはトラッシュ」というルールからは逃れられません。ルールの改定が必要ですね。
ムティ・ムウェクンドゥ:生命の改良/Mti Mwekundu: Life Improved
ID:部署
1ターンに1度、ランナーがいずれかのサーバーにアプローチした時、そのサーバーの最内殻の位置に、全てのコストを無視してアイスを1つインストールしてよい。ランナーはそのアイスへのアプローチ状態になる。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 15
ジンテキ
《ムティ・ムウェクンドゥ》でアイスをインストールする時、コーポはそのサーバーを守っている他のアイスをトラッシュできますか?
はい。
《ムティ・ムウェクンドゥ》でアイスをインストールすることは《K. P. Lynn》を1度のランで2回発動させることになりますか?
はい。《K. P. Lynn》の発動条件が満たされるのはランのステップ4、サーバーを守っている全てのアイスをランナーが通過した時です。《ムティ・ムウェクンドゥ》そのものはランのステップ5、ランナーがサーバーにアプローチするまで発動条件が満たされません。《ムティ・ムウェクンドゥ》の能力は、最後にインストールされたアイスにおけるステップ2へとランナーを引き戻します。そのため、ランナーがそのアイスにエンカウントして通過した場合、《K. P. Lynn》の発動条件を再び満たします。
- カードの効果がインストールを指示する場合は常にインストールアクションが発生するので、自由になにかをトラッシュできますが、それはこのカードのように最内殻の変則的なインストールでも例外ではないようです。
- 《K. P. Lynn》強化。「ランナーがこのサーバーを守っているアイスを全て通過した時、そのランナーはタグを1つ受けるか、ランの終了かをしなければならない。」Terminal Directive
- これも似たような質問をさせていただいてました。
@ANR_RulesWiki Can Code Replicator trigger the every ability of Awakening Center, K. P. Lynn and Caprice Nisei twice per a run?
— Fobby (@RemoveNDiscard) 2018年5月5日
ムリンジ/Mlinzi
コスト: 7
アイス:セントリー-対人ランナーがスタックの一番上から2枚のカードをトラッシュしないかぎり、1ネットダメージを与える。
ランナーがスタックの一番上から3枚のカードをトラッシュしないかぎり、2ネットダメージを与える。
ランナーがスタックの一番上から4枚のカードをトラッシュしないかぎり、3ネットダメージを与える。強度: 5
ジンテキ: 3
《ムリンジ》のサブルーチンが要求するトラッシュ枚数よりスタックのカードが少ない場合でも、ランナーはスタックのトラッシュを選択してネットダメージを回避できますか?
はい、ですが最低でも1枚はトラッシュできるカードがスタックにある場合のみです。スタックが空であるなら、ランナーはネットダメージを受けなければいけません。
- これも先の「unless」の裁定変更に伴って「部分的に解決できるなら、選択可能」ということでしょう。
まとめ
この拡張と関係ないんですが、unlessが未だによくわかりません。特にFairchild。「End the run unless the Runner pays 4」は、プールに1しかない時でも、クレジット支払いを選択してランの終了を拒否できるのか(できるはず)、あとカードのトラッシュとブレインダメージは妨害してもランの終了を拒否できるのか(選んだ上で妨害していいのか、昔からわからない。他のFairchildは選んだうえで妨害可能なんですが、そもそもの書式が違うので)。これは問い合わせて、答えを頂いたら追記します。
あー…最後の拡張の裁定が終わってしまった。アンドロイド:ネットランナーが終わる…。日本語版が出ているという意味では本当にこれで最後ですね。次は最後の大拡張Reign and Reverieの裁定の翻訳を行います。終わるのかよ…嘘だろ…
ご不明な点やご指摘がございましたら、ツイッターか質問箱へお願いします。
twitter.com
peing.net
※カードテキストは筆者による訳であり、正式な日本語版と異なります。
『アンドロイド:ネットランナー』最新版ランのタイミング構成(2017 年 12 月より有効)
ランのタイミング構成をおさらい。これは手元にないとしばしば処理ミスを招くので、印刷物として第 2 版のビギナーズガイドに付属させなかったのは良い判断ではなかったと考えています。旧・基本セットにもランのタイミング構成表は付属していますが、これはだいぶ古くなっているので、いずれにせよ Web で最新ルールをチェックする習慣をつけさせようということでしょうか。
ただ、ランのタイミング構成はリファレンスガイドの奥の方にあってアクセスしづらいので、こうやってブログのエントリにします。
消費型能力ウィンドウと優先順位について
消費型能力ウィンドウがどこにあるのかを確認するのが、ランのタイミング構成を読み返す最大の理由だと思います。
- アイスへのアプローチ前、ジャックアウト判断直前
- アイスのレゾ時(同時に、アイスでないカードのレゾも可能)
- アイスブレイカー使用可能時
- サーバーへのアプローチ前、ジャックアウト判断直前
- ランの成功直前(同時に、アイスでないカードのレゾも可能)
そもそも消費型能力とは?という方にご説明すると、「コスト:効果」のように、コロンがテキストに使われている能力のことです。多くのアイスブレイカーが持つ強度上昇能力は、消費型能力です。
1:強度 +1 。
あるいは《身代わり/Fall Guy》の
:2 を得る。
などがその例です。
上記のように、クリックをコストとして含まない消費型能力であれば、自分のターンでなくても使用できます。その代わり消費型能力ウィンドウが開いているときにしか使用できません。
ここでのウィンドウは窓でなく、時間帯やチャンスのことを示します。「消費型能力ウィンドウが開いている」と表現されているあいだ、各プレイヤーは以下に説明する優先順位のもとに消費型能力を使用できます。この処理が終わるとウィンドウが閉じ、タイミング構成が進行します。両プレイヤーが「何もせずパス」を表明するまでこのウィンドウは閉じないことに気をつけてください。両者の合意なくスキップされることはありません。
- 一定のタイミング構成に到達すると、消費型能力ウィンドウが開く(表の中ではで示される)。
- ここでは、アイスでないカードのレゾウィンドウや、計画書の得点ウィンドウも開いているとする。
- そのターンを進行しているプレイヤーは…
- アクティブな自分のカードの消費型能力(ただし、クリックをコストに含まない)の使用
- カードのレゾ(ターンを進行しているプレイヤーがコーポであるなら)
- 計画書の得点(コーポのターン中であるなら)
- 以上を好きな数だけ、望む順番で、何度でも行ってよい。
- その後、そのプレイヤーは行動機会をパスする。
- ターンを進行しているプレイヤーのパスを受け、そのターンを進行していないプレイヤーは…
- アクティブな自分のカードの消費型能力(ただし、クリックをコストに含まない)の使用
- カードのレゾ(ターンを進行していないプレイヤーがコーポであるなら)
- 計画書の得点(コーポのターン中であるなら)
- 以上を好きな数だけ、望む順番で、何度でも行ってよい。
- その後、そのプレイヤーは行動機会をパスをする。
- 「いかなる行動もとらずに、行動機会をパスする」を両プレイヤーが続けて選択するまで、 2. と 3. を繰り返す。
また、アンドロイド:ネットランナーでは、「妨害」や「回避」のキーワードを持つ能力を除くと、相手のアクションにいっさい割り込むことができません。いくつか例をあげます。
例1:クリックを消費してのリソースのトラッシュに割り込むかたちで、ランナーは消費型能力を使用できません。
ランナーがタグを受けている間、コーポが 2 とを消費することで《身代わり》をトラッシュするとを宣言しました。
このさい、ランナーが対応して《身代わり》の「:2 を得る。」の能力を使用し、せめて 2 を得ようとしたのであれば、ルールによりこれは禁じられます。
プレイヤーがクリックを消費してアクション(リソースのトラッシュ)を行っているあいだは、消費型能力ウィンドウが開くことがないためです。《身代わり》はコーポにトラッシュされ、ランナーは何も得られません。
例2:クリックを消費してのリソースのトラッシュに割り込むかたちで、ランナーはリソースのトラッシュを妨害する消費型能力を使用できます。
ランナーがタグを受けている間、コーポが 2 とを消費することで《イソップ質店/Aesop's Pawnshop》をトラッシュすると宣言しました。
このさい、ランナーが対応して《身代わり》の「:他のリソース1つがトラッシュされることを妨害する。」を使用すればトラッシュは妨害され、《イソップ質店》はプレイエリアに残ります。なお、この場合でもコーポは2 とを消費します。
「妨害する/回避する」と書かれている能力は、その対象となる事象が発生したのなら、それらは消費型能力ウィンドウの有無や優先順位に関係なく使用できます。
例3:コーポのターンでは、コーポの望むだけのレゾや能力の使用、得点が終わらない限り、ランナーに行動機会が回りません。
コーポのターンでのレゾ可能ウィンドウ+消費型能力ウィンドウにおいて、コーポは《マリアZ0L0K4/Malia Z0L0K4》をレゾし、《身代わり》のテキストを空白にしようとしました。
このさい、ランナーは対応して《身代わり》の「:2 を得る。」の能力を使用して、 2 を得ようとしたのであれば、ルールによりこれは禁じられます。
コーポのターンの消費型能力使用可能ウィンドウなので、コーポがまず望むだけのカードをレゾしたり消費型能力を使用してからでないと、ランナーに行動機会が移りません。《身代わり》は空白になります。
例4:優先順位の高いプレイヤーがパスを宣言しなかった場合
ランナーのターンでのレゾ可能ウィンドウ+消費型能力ウィンドウにおいて、コーポは《マリアZ0L0K4/Malia Z0L0K4》をレゾし、《身代わり》のテキストを空白にしようとしました。
このさい、ランナーは対応して《身代わり》の「:2 を得る。」の能力を使用して、 2 を得ようとしたのであれば、それは認められません。
ですが、もしランナーが「パスした覚えはない。このウィンドウにおいて自分はまだ何も宣言していないのだから、優先順位の関係から自分はコーポの行動の前に《身代わり》を使用する権利がある」と強弁したら揉めます。困った話です。
この例の解決策としては、優先順位の低いコーポのプレイヤーがあらかじめ、マリアのレゾ前に「このウィンドウで何かしますか?」とランナーに尋ねるとよいでしょう。
仮にこの「何かしますか?」がただのブラフで、その結果ランナーが望まないタイミングで《身代わり》をトラッシュすることに繋がっても、ルール上はなんの問題もありません。ブラフは、アンドロイド:ネットランナーの重要な側面であることや、どのプレイヤーも秘匿情報を口頭で告げるにあたって真実を伝える必要はないことはルールに明記されています。
この場合であれば、コーポのサーバーの中にインストールされまだレゾされていないというカードが、《マリア》のような《身代わり》の使用をうながすカードであるかどうかは秘匿情報です。口頭で伝える情報に真実が含まれている必要はありません。「《マリア》かもしれないけれど、《身代わり》を使わないでパスする?」と露骨に誘導しても問題ありません。
その一方で、秘匿領域の意図的な公開や開示は認められていないことに気をつけてください。能力や効果によらずにインストール状態のコーポのカードをそのコーポがランナーに見せたり、ランナーがグリップをコーポに見せたりして、相手プレイヤーの判断に干渉することは、アンドロイド:ネットランナーのブラフゲーとしての哲学を損なうものとされています。大会でやったら警告を受けます。2回やったら失格です。
ランのタイミング構成
[1] 開始:ランナーはランを開始し、攻撃されるサーバーを宣言する。
・コーポの所有する悪名 1 つにつき、ランナーはラン中に消費できる 1 を得る。
・攻撃されるサーバーを守っているアイスが 1 つ以上ある場合、[2]へ。
・攻撃されるサーバーを守っているアイスがない場合、[4]へ。
[2] アイスへのアプローチ:ランナーは攻撃されるサーバー守っているアイスに、最外殻から最内殻へと順番にアプローチしていく。ラン中に既に通過された位置にアイスがインストールされた場合、ランナーはそれにはアプローチしない。アプローチされている最中のアイスがアンインストールされた場合、現在開いているあらゆる消費型能力ウィンドウが閉じた後、そのアイスはただちに通過され、ランは継続する。
[2.1] (消費型能力が使用可能)
[2.2] それがこのラン中に最初にアプローチされたアイスでない場合、 ランナーはジャックアウトするかしないかを選べる。
・ランナーがジャックアウトする場合、[7]へ。
・そうでない場合、[2.3]へ続く。
[2.3] アプローチされたアイスがレゾ可能。 (消費型能力が使用可能)、(アイスでないカードがレゾ可能)
[2.4] アプローチされたアイスがレゾされているかを両プレイヤーは確認する。
・アプローチされたアイスがレゾ状態である場合、[3]へ続く。
・アプローチされたアイスが非レゾ状態である場合、アプローチは終了する。[4]へ。
[3] アイスにエンカウント:ランナーはアイスにエンカウントする。(条件節「エンカウント時…」の発動条件が満たされる。)エンカウントされている最中にアイスがアンインストールされた場合、現在開いているあらゆる消費型能力ウィンドウが閉じた後、そのアイスはただちに通過され、ランは継続する。
[3.1] ランナーはエンカウント中のアイスに作用できる。(消費型能力が使用可能)
・ラン中にランナーがサブルーチンをブレイクできる唯一の箇所。アイスを迂回した時のように[3.1] に到達していないのなら、そのアイスのサブルーチンはブレイクされていない。
[3.2] エンカウント中のアイスのブレイクされなかったサブルーチンすべてを解決する。
・ランが終了した場合、エンカウントも終了する。[7]へ。
・そうでない場合、エンカウントは終了する。[4]へ続く。
[4] アイスの通過:ランナーはアイスを通過する。(条件節「通過時…」の発動条件が満たされる。)
・通過したアイスよりも内殻の位置に、そのサーバーを守っている他のアイスがある場合、[2]へ。
・通過したアイスよりも内殻の位置に、そのサーバーを守っているアイスがもはやない場合、[5]へ。
[5] サーバーにアプローチ:ランナーは攻撃されているサーバーにアプローチする。
[5.1] (消費型能力が使用可能)
[5.2] ランナーはジャックアウトするかしないかを選べる。
・ランナーがジャックアウトする場合、[7]へ。
・そうでない場合、[5.3] へ続く。
[5.3] (消費型能力が使用可能)、(アイスでないカードがレゾ可能)
[5.4] ランは成功(「成功した場合…」の効果を解決し、次に条件条件節「成功時…」の発動条件が満たされる。)
・「成功した場合…」の効果は、その効果が指定するサーバーが攻撃されているサーバーであった場合のみ解決する。
・「成功した場合」を持つ能力の効果がサーバーを指定していない場合、ラン中に攻撃されているサーバーが替わったとしても能力を解決する。
[5.5] カード群にアクセスする。アクセスされるカードの枚数を決定する。アクセスされるカード 1 枚ごとに、以下の処理を繰り返す。
[5.5.1] そのカードにアクセスする(条件節「アクセス時…」の発動条件が満たされる。)
[5.5.2] ランナーは可能であるなら、トラッシュコストを払うか、あるいは能力によって、そのカードをトラッシュしてよい。
[5.5.3] そのカードが計画書であった場合、ランナーはそれを盗まなければならない。
[5.5.4] そのカードがトラッシュされることも盗まれることもなかった場合、それを脇に置く。
[5.6] アクセスされ脇に置かれていたカードすべてを元の状態でサーバー内に戻す。[6] へ続く。
[6] ランの終了:ランナーは未消費の悪名クレジットすべてを失う。ランは終了する。(条件節「ランの終了時…」の発動条件が満たされる。)
[7] 失敗したランの終了:ランナーは未消費の悪名クレジットすべてを失う。ランは終了し、失敗する。(条件節「失敗時…」や条件節「ランの終了時…」の発動条件が満たされる。)
『アンドロイド:ネットランナー』最後の拡張「Reign and Reverie」全カード訳
はじめに
この拡張は在庫が少なくあちこちで争奪戦が起きています。そのため、
- 英語のカードテキストに不慣れな人は、
- 海外ストアの利用が困難であるためにこの拡張を入手できない
- 英語のカードテキストで問題なく遊べる人は、
- 以下の訳はまったく必要ない
フレーバーは無視しているし、この記事は冷静に考えると需要が皆無なんですが、それでもやります。
1枚制限やユニークのカードが多いのが特徴の拡張なので、1枚くらいならプロキシ用のスリーブにとじこむメモを書いてもいいか、そのための参考にこれを使おうという人もいるのでしょうか?いないだろうな…。
グチグチした話はさておき、アメリカ以外の国に住むプレイヤーはキタラサイクルを遊んだあと、みんな「次は自分の国がテーマにならないかなあ」と思ったことでしょうから、イカで戦う日本にゆかりのあるランナーがトリを飾ってくれたのは嬉しいですね。イカだぜイカ。
アナーク
Nathaniel "Gnat" Hall: One-of-a-King(ナサニエル "ナット" ホール:唯一無二)
: 0
ID:ナチュラル君のターン開始時、グリップのカードが 2 枚以下しかない場合、 1 を得る。
最小デッキ枚数: 40 / 影響値上限: 15
アナーク
Divide and Conquer(分割統治)
コスト: 3
イベント:ランアーカイブにランを行う。成功した場合、アーカイブへのアクセス後、 HQ のカード 1 枚にアクセスし、そして R&D の一番上のカードにアクセスする。
アナーク: 4
Guinea Pig(モルモット)
コスト: 4
イベントグリップをトラッシュする。
10 を得る。アナーク: 3
◆Patchwork(パッチワーク)
コスト: 4
ハードウェア:コンソール+1
1 ターンに 1 度、君がカードを 1 枚プレイしようとするかインストールしようとする時、グリップのカードを 1 枚トラッシュすることで、そのプレイコストかインストールコストを 2 下げてよい。
各プレイヤーのコンソールは 1 つまで。
アナーク: 3
◆Hijacked Router(乗っ取られたルーター)
コスト: 2
ハードウェアコーポがサーバーを 1 つ作るたび、そのコーポは 1 を失う。
アーカイブへのランが成功するたび、 Hijacked Router をトラッシュすることで、コーポに 3 を失わせてよい。アナーク: 2
Cradle(クレイドル)
コスト: 4
: 1
プログラム:アイスブレイカー - デコーダーグリップのカード 1 枚につき Cradle は強度 -1 。
2: コードゲートのサブルーチンを任意の数だけブレイクする。強度: 5
アナーク: 3
◆District 99(第 99 地区)
コスト: 3
リソース:場所 - 裏世界各ターン、最初にプログラム 1 つかハードウェア 1 つが(どこからであれ)トラッシュされた時、 District 99 にパワーカウンター を 1 つ置いてよい。
, 搭載されているパワーカウンター 3 つ:ヒープにある、君のIDと派閥の一致するカードを 1 枚グリップに加える。アナーク : 3
クリミナル
Liza Talking Thunder: Prominent Legislator (リーザ・トーキング・サンダー:著名な国会議員)
: 0
ID:G-モード各ターン、最初に中央サーバーへのランが成功した時、カードを2枚引きタグを1つ受ける。
最小デッキ枚数: 50 / 影響値上限: 15
クリミナル
Hot Pursuit(緊急追跡)
コスト: 2
イベント:ランHQにランを行う。成功した場合、9を得てタグを1つ受ける。
クリミナル: 2
◆Paragon(パラゴン)
コスト: 3
ハードウェア:コンソール+1
各ターン、最初にランが成功した時、「1を得て、スタックの一番上のカードを見る」をしてよい。そうした場合、スタックの一番下にそのカードを加えてよい。
各プレイヤーのコンソールは 1 つまで。クリミナル: 2
Bankroll(バンクロール)
コスト: 1
: 1
プログラムランが成功するたび、 Bankroll にバンクからの 1 を載せてよい。
:Bankroll から全てのクレジットを受け取る。クリミナル: 2
Tycoon(タイクーン)
コスト: 1
: 1
プログラム:アイスブレイカー - フラクターTycoon を使って 1 つでもサブルーチンをブレイクしたアイスとのエンカウントが終了するたび、コーポは 2 を得る。
1: バリアのサブルーチンを 2 つまでブレイクする。
2: 強度 +3 。強度: 1
クリミナル: 2
◆Thunder Art Gallery (サンダーアートギャラリー)
コスト: 3
リソース:場所各ターン、最初にタグを 1 つでも回避するか取り除いた時、グリップのカード 1 枚をインストールコストを 1 下げてインストールしてよい。
クリミナル: 2
◆Miss Bones(ミス・ボーンズ)
コスト: 2
リソース:コネMiss Bones をインストールした時、彼女の上に 12 を置く。 Miss Bones の上にクレジットが残っていない時、彼女をトラッシュする。
このクレジットは、インストール状態のカードをトラッシュするのに使用する。クリミナル: 2
Akiko Nisei: Head Case(アキコ・ニセイ:失調者)
: 1
ID:クローンR&D のカード群にアクセスするたび、君とコーポは 0か 1か 2を秘密裏に支払う。支払ったクレジットを公開する。君とコーポが同一の額のクレジットを支払っていた場合、 R&D のカードに追加で 1 枚アクセスする。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 12
シェイパー
Insight(洞察)
コスト: 0
イベント:ダブルこのイベントをプレイする追加コストとしてを消費する。
コーポは「R&D の一番上から 4 枚のカードを見て、それらを望む順番で組み替える」をしてよい。
R&Dの一番上から 4 枚のカードを公開する。
シェイパー: 2
◆Mind's Eye(マインド・アイ)
コスト: 3
ハードウェア:コンソール+1
R&D へのランが成功するたび、 Mind's Eye にパワーカウンターを 1 つ置いてよい。
, 搭載されているパワーカウンター 3 つ:R&D の一番上のカードにアクセスする。
各プレイヤーのコンソールは 1 つまで。
シェイパー : 3
◆Mâché(マシェ…張り子)
コスト: 1
ハードウェア各ターン、アクセス中のカードを最初にトラッシュした時、そのカードのトラッシュコストと同じだけのパワーカウンターを Mâché に載せてよい。
搭載されているパワーカウンター 3 つ:カードを 1 枚引く。シェイパー: 3
Ika(いか)
コスト: 0
: 1
プログラム:アイスブレイカー - キラー2:Ika をアイス 1 つの上に搭載する。
1:ホストのセントリーのサブルーチンを 2 つまでブレイクする。
2:強度 +3 。強度: 2
シェイパー: 2
Kyuban(きゅうばん)
コスト: 0
: 1
プログラムKyuban はアイス 1 枚の上にのみインストールする。ホストのアイスを通過するたび、 2 得る。
シェイパー: 1
◆Psyche Mike(プシュケー・マイク)
コスト: 1
リソース:コネ各ターン、最初に成功した R&D へのランが終了した時、アクセスされたR&Dのカード 1 枚につき 1 を得てよい。
シェイパー: 4
◆Algernon(アルジャーノン)
コスト: 0
: 1
プログラム君のターン開始時、 2 を支払うことで、を得てよい。そうした場合、君のターン終了時、このターンに君がランを成功させていない場合、 Algernon をトラッシュする。
Adam :5
Reboot (再起動)
コスト: 1
イベント:ランアーカイブへランを行う。成功した場合、カード群にアクセスするかわりに、ヒープのカードを 5 枚まで裏向きにインストールする。 Reboot をトラッシュするかわりにゲームから取り除く。
Apex: 5
Office Supplies(事務用品)
コスト: 4
イベント君のリンク強度 1 につき Office Supplies のプレイコストは 1 減る。
4 得るかカードを 4 枚引く。
Sunny: 3
◆Dj Fenris(Dj フェンリス)
コスト: 3
リソース:コネDj Fenris がインストールされた時、君の ID と派閥が異なる G-モードの ID を彼の上に搭載する。 Dj Fenris がアンインストールされた場合、搭載されていた ID をゲームから取り除く。
Dj Fenris は搭載されている ID のテキストを得る。
デッキに 1 枚制限。
中立: 1
ハース=バイオロイド
Sportsmetal: Go Big or Go Home (スポーツメタル:やるならとことん)
ID:子会社
計画書が得点されるか盗まれるたび、 2 を得るか、カードを 2 枚引く。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 15
HB
Hyperloop Extension(ハイパーループ拡張)
計画書:拡張
Hyperloop Extension が得点されるか盗まれた時、コーポは 3 を得る。
アドバンス要求: 3 / 計画ポイント: 1
HB
Meridian(メリディアン)
コスト: 3
アイス:バリアランナーが Meridian を -1 計画ポイントの計画書として自分の得点エリアに加えないかぎり、コーポは 4 を得てランの終了。
強度: 4
HB: 3
Gatekeeper(ゲートキーパー)
コスト: 3
アイス:コードゲートこのターンに君が Gatekeeper をレゾした場合、それは強度 +6 を持つ。
3 枚までカードを引く。HQやアーカイブから合計 3 枚まで計画書を公開し、それら計画書を R&D に加えてシャッフルする。
ランの終了。強度: 0
HB: 2
Divert Power(力の転換)
コスト: 2
任務任意の数のカードをデレゾする。これにより君がデレゾしたカード 1 枚につきレゾコストを 3 下げて、カードを 1 枚レゾしてよい。
HB: 1
Fast Break(速攻)
コスト: 4
任務X を得る。 X 枚までカードを引く。合計 X 枚までのカードを 1 つの遠隔サーバーの中やそれを守る位置にインストールする(全てのインストールコストは払う)。 X はランナーの得点エリアにある計画書の数である。
HB: 3
Game Changer(ゲームチェンジャー)
コスト: 6
任務ランナーの得点エリアにある計画書 1 つにつきを 1 つ得る。Game Changer をトラッシュするかわりにゲームから取り除く。
: 2
HB: 5
Giordano Memorial Field(ジョルダーノ記念球場)
コスト: 3
強化:施設このサーバーへの成功したランがあるたび、ランナーの得点エリアにある計画書 1 つにつき 2 をそのランナーが支払わないかぎり、ランの終了。
: 3
HB: 2
Saraswati Mnemonics: Endless Exploration(サラスヴァティ・ニーモニック:終わりなき探求)
ID:部署
, 1:HQ からカード 1 枚を遠隔サーバー内にインストールし、その上にアドバンストークンを 1 つ置く。次の君のターンが開始するまで、そのカードは得点やレゾができない。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 15
ジンテキ
Jumon(じゅもん)
計画書:調査
君のターン終了時、サーバー内にインストールされたカード 1 枚にアドバンストークンを 2 つ置く。
アドバンス要求: 6 / 計画ポイント: 2
ジンテキ
◆API-S Keeper Isobel(蜜蜂管理者イソベル)
コスト: 2
資財:人物君のターン開始時、インストール状態のカードの上からアドバンストークンを 1 つ取り除くことで、 3 を得てよい。
: 4
ジンテキ: 2
Neurostasis(神経症)
コスト: 0
資財:待ち伏せNeurostasisはアドバンス可能。
ランナーがNeurostasisにアクセスした時、君が 3 を支払った場合、Neurostasisの上のアドバンストークン 1 つにつき インストール状態のランナーのカードを 1 つ選ぶ。ランナーは選ばれたカードをスタックに加えてシャッフルしなければならない。
: 1
ジンテキ: 2
Otoroshi(おとろし)
コスト: 2
アイス:セントリーサーバー内にインストールされているカード 1 枚の上に、アドバンストークンを 3 つまで置いてよい。そうした場合、ランナーが 3 を支払わないかぎり、そのランナーはそのカードにアクセスする。
強度: 5
ジンテキ: 2
Thimblerig(ティンブリーグ…どのカップにボールが入っているかを当てるゲーム)
コスト: 2
アイス:コードゲート君のターン開始時か、ランナーが Thimblerig を通過するたび、 Thimblerig を他のインストール状態のアイスと入れ替えてよい。
ランの終了。強度: 0
ジンテキ: 1
Hangeki(はんげき)
コスト: 0
任務:報復 - 触法ランナーが直前のターンにコーポのカードをトラッシュしていた場合にのみプレイする。
インストール状態のコーポのカードを 1 つ選ぶ。ランナーはそのカードにアクセスしてよい。そのランナーがそうした場合、 Hangeki をトラッシュする代わりにゲームから取り除く。そうでない場合、 Hangeki を -1 計画ポイントの計画書としてランナーの得点エリアに加える。
ジンテキ: 2
Daruma (だるま)
コスト: 1
強化ランナーがこのサーバーにアプローチした時、 Daruma をトラッシュしてよい。そうした場合、このサーバー内にインストールされているカード 1 枚を、サーバー内にインストールされている他のカード 1 枚か、もしくは HQ にある計画書か資財か強化のうちの 1 枚と入れ替えてよい。
: 2
ジンテキ: 3
NBN
Acme Consulting: The Truth You Need(アクメ・コンサルティング:あなたに必要な真実)
ID:支社
サーバーを守っている最外殻のアイスにエンカウント中のランナーは追加のタグを 1 つ所有しているものと見なされる(0 タグ所有の場合でも)。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 15
NBN
Fly on the Wall (壁に止まるハエ…隠れ潜む観察者の意)
計画書:構想
Fly on the Wallを得点した時、ランナーにタグを 1 つ与える。
アドバンス要求: 3 / 計画ポイント: 1
NBN
◆SIU(特別捜査班)
コスト: 3
資財君のターン開始時、 SIU をトラッシュすることで「トレース3 - 成功した場合、ランナーにタグを 1 つ与える。」をしてよい。
: 1
NBN: 3
Peeping Tom(ピーピング・トム)
コスト: 4
アイス:コードゲートランナーが Peeping Tom にエンカウントした時、カードタイプを宣言し、グリップのカードを全て公開する。宣言されたタイプを持つ公開されたカード 1 枚につき Peeping Tom は「ランナーがタグを 1 つ受けない限り、ランの終了。」を 1 つ得る。
強度: 4
NBN: 3
Hydra(ハイドラ)
コスト: 10
アイス:セントリー - 対人ランナーがタグされている場合、 3 ネットダメージを与える。そうでない場合、ランナーにタグを 1 つ与える。
ランナーがタグされている場合、君は 5を得る。そうでない場合、ランナーにタグを 1 つ与える。
ランナーがタグされている場合、ランの終了。そうでない場合、ランナーにタグを 1 つ与える。強度: 6
NBN: 4
Eavesdrop(盗聴)
コスト: 1
任務:触法 - 条件Eavesdrop を「ランナーがホストのアイスにエンカウントするたび、トレース3 - 成功した場合、ランナーにタグを 1 つ与える。」のテキストを持ちアイスの上に搭載されている条件カウンターとしてインストールする。
NBN 2
Attitude Adjustment(態度の矯正)
コスト: 2
任務カードを 2 枚引く。 HQ やアーカイブの計画書を合計 2 つまで公開する。公開された計画書 1 つにつき 2 を得て、それら計画書を R&D に加えてシャッフルする。
NBN: 2
◆Arella Salvatore (アレーラ・サルバトーレ)
コスト: 2
強化:シスオペこのサーバーの計画書が 1 つ得点されるたび、「HQから全てのコストを無視してカードを 1 枚インストールし、その上にアドバンストークンを 1 つ置く」をしてよい。
: 5
NBN: 3
ウェイランド
The Outfit: Family Owned and Operated(ジ・アウトフィット:家族経営)
ID:子会社
1 つ以上の悪名を受けるたび、 3 を得る。
最小デッキ枚数: 45 / 影響値上限: 15
ウェイランド
Broad Daylight(白昼堂々)
計画書:保安
Broad Daylight を得点した時、悪名を 1 つ受けてよい。 Broad Daylight の上に、君の所有する悪名 1 つにつき計画カウンターを 1 つ載せる。
, 搭載されている計画カウンター 1 つ:2 ミートダメージを与える。この能力は 1 ターンに 1 度のみ使える。アドバンス要求: 4 / 計画ポイント: 2
ウェイランド
Drudge Work(単純作業)
コスト: 2
資財Drudge Work をレゾした時、その上にパワーカウンターを 3 つ置く。 Drudge Work の上にパワーカウンターが残っていない時、それをトラッシュする。
, 搭載されているパワーカウンター 1 つ:HQ かアーカイブの中の計画書を 1 つ公開する。その計画ポイントに等しいクレジットを得たら、それを R&D に加えてシャッフルする。: 3
ウェイランド: 2
Blockchain (ブロックチェーン)
コスト: 7
アイス:バリアBlockchain はアーカイブの表向きの取引 2 つにつき「コーポは 1 を得て、ランナーは 1 を失う。」を 1 つ、他の全てのサブルーチンの前に得る。
コーポは 1 を得て、ランナーは 1 を失う。
ランの終了。強度: 4
ウェイランド: 4
Fomicary(フォーミキャリー…アリ塚)
コスト: 2
アイス:セントリー - 対人ランナーがいずれかのサーバーにアプローチした時、 Fomicary をレゾしてよい。そうした場合、それをそのサーバーの最内殻の位置に移動する。ランナーはそれにエンカウントしている状態になる。
ランナーが 2 ネットダメージを受けない限り、ランの終了。強度: 2
ウェイランド: 2
Building Blocks(構成単位)
コスト: 5
任務HQ のバリアを 1 つ公開する。全てのコストを無視して「それをインストールしてレゾ」する。
ウェイランド: 4
Too Big to Fail(大きすぎて潰せない)
コスト: 0
任務:取引 - Illicit君が 10 未満しか所有していない場合にのみプレイする。
7 を得て悪名を 1 つ受ける。
: 5
ウェイランド: 4
Under the Bus(裏切り、陰謀)
コスト: 1
任務:触法 - Illictランナーが直前のターンにカードにアクセスした場合のみプレイする。
コネのリソースを 1 つトラッシュして悪名を1 つ受ける。ウェイランド: 3
◆Lady Liberty(レディ・リバティ)
コスト:5
資財:領域 - 豪勢君のターン開始時、 Lady Liberty にパワーカウンターを 1 つ置く。
:搭載されているパワーカウンターの数とちょうど等しい計画ポイントを持つHQの計画書1つを、君の得点エリアに加える。
各サーバーの領域は1つまで。
デッキに1枚制限。: 4
中立: 0